
職種や仕事の進行状況によって忙しい日がつづき、家族とコミュニケーションがとれないと悩むパパは多いようです。今回は、顔を合わせてする会話の大切さについて紹介するとともに、ちょっとした心がけやアイディア、ITツールなどを使って、家族とコミュニケーションをとる方法をご紹介します。
家族と会話する時は、子どもやママのしぐさや声の調子、話す表情など非言語的なコミュニケーションを観察することが大切。そうすれば、相手の気持ちへの理解が深まり、より尊重することができます。
また、話を遮らず最後まで聞くことも大切です。子どもは言語能力が未発達なので、意図を確認するような質問を入れながら会話をするとよいでしょう。しっかりと話を聞いてもらえたという実感から、子どもの満足度が高まり、パパへの信頼感がアップします。
子どもやママとの時間を作るなら、朝の時間帯がおすすめです。夕方以降はママもパパも忙しくなりがちで、子どもには就寝時間があります。子どもの生活リズムを優先して、朝少しの時間でも一緒に過ごすとよいでしょう。
単身赴任や出張などで物理的に家族と会う時間が短いパパは、ITツールを活用しましょう。
今はテレビ通話が無料で使える時代。スマートフォンのビデオ通話などを利用して回線をつなげたままにすることで、家にいなくても家族の様子や雰囲気を共有することができ、子どもがパパの存在をより近くに感じることができます。
残業で家に帰れない時には、夕食時にビデオ通話をつないで、一緒にご飯を食べるというのもひとつのアイディア。職場の状況にもよりますが、検討してみるのもよいでしょう。
パパが単身赴任などの場合は、ママがひとりで家事や子育てを担っています。夫婦で顔を見ながら会話をするために、連絡をとる曜日や時間を決めるのもよいでしょう。
コミュニケーション不足が続くほど、夫婦間の気持ちも冷めてしまい、トラブルにつながる可能性が高まります。会えない分、お互いの状況を把握することは大切。その際、ママへの感謝やねぎらいの気持ちも忘れずに伝えましょう。
LINEなど、文字をメインとしたSNSの活用もおすすめ。ビデオ通話などができない移動時間や、少しの休憩時間にパパの情報を送っておくことで、子どもやママがいつでも見ることができます。時間が許せば、動画を撮って発信するのもいいでしょう。
「電車で移動中です。お腹が空いたけど頑張っています! 到着したらラーメン屋さんにいこうかな」「こちらはいつもの公園で滑り台。ひとりで滑れるようになったよ」など、パパの行動と子どもの行動をリンクさせるのもおすすめです。
パパがどんなふうに仕事をしているか、子どもがどんなことを頑張っているかを、気軽に伝えることができます。この内容が、実際の会話の糸口や、家族のパパへの気持ちが育つきっかけになり、コミュニケーションが密になっていくのです。
どんなに忙しくても、少しであれば時間は捻出できるもの。時間が短いことを気にするのではなく、その時間を効率的に家族とのコミュニケーションにあてましょう。顔を合わせることを心がけ、時にはITツールを使って画面越しにでも家族の顔を見て会話ができれば、家族のきずなは深まっていきます。
関連サイト
ほとんど家にいられないパパでもできること
ビデオチャットでいつでもどこでも家族時間
パパとの時間、子どもの生活リズム、何を優先すればいい?
夫への不満、どう対処する? 夫婦円満を保つシーン別Q&A
コミュニケーションが上手い人は「何を変えて」いるのか
【精神科医に聞いてみた】家族間のコミュニケーションを円滑にするポイント