
災害が起こったら避難をせざるを得ない事態になるかもしれません。そんなときにあなたは子どもと一緒に逃げることができますか?パパは大丈夫でも、実は子どもには上手に逃げるために練習した方がいいことがあるんです。いったいどんな練習を??紹介しましょう!
小さなこども連れの場合、だっこかおんぶをして徒歩で避難します。ベビーカーは、避難時には避けたほうが賢明です。自分で歩ける子どもであっても、靴を履いたまま、可能な限りだっこやおんぶで避難します。だっこやおんぶは、避難時に子どもとはぐれてしまうのを防ぐのにも役立ちます。
だっこやおんぶで安全にすばやく避難するためには、お互いの体を密着させるのがポイントです。重心を上の方に取り、子どもの体が揺れないように抱えましょう。
パパだけでなく、子どもの側にも大切なことがあります。子どもがパパにしっかりとしがみつくこと。しかし、子どもたちのなかには、だっこすると背を反らせてしまう子や、手足が脱力してしがみつく力が弱い子もいるようです。
だっこやおんぶをしたとき、子どもはパパにしっかりとしがみつくことができているでしょうか。
子どもに「しがみつく力」をつけることには多くのメリットがあります。だっこやおんぶを安定させる上、子どもの体幹を鍛え丈夫な体を育む効果も。パパと子どもで避難時のだっこ&おんぶ練習を兼ねた運動をしてみましょう。
・しがみつき
パパが軽く前かがみになったところに、子どもが正面からしがみつきます。手足に力を入れ、子どもが自力でだっこの姿勢を保ちます。何秒しがみついていられるか、パパと子どもで数えて楽しむのもおすすめです。
・ロデオ
四つ這いになったパパの背中に、子どもがまたがります。準備ができたらパパはわざと大きく体を揺さぶり、子どもは落ちないようにしっかりしがみつきましょう。
・コアラの散歩
パパが、子どもをだっこまたはおんぶした状態から始めます。子どもはパパの体にしがみつきながら、胸から背中、胸へと体の周りを移動します。逆周りにも挑戦してみましょう。
災害の備えといえば、防災グッズを用意したり備蓄をすることをイメージすると思いますが、ちょっとした遊びの中にも役立つことがあります。ぜひ試してみて下さい!