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赤ちゃんの夜泣きで困ったら 知っておきたいメカニズムと対処法

9ヶ月をすぎるころに増えてくる、「夜泣き」。ズムと原因・心構えを知っておく事で少しだけ心が楽になったりします。夜泣きを知って少しでもストレスの軽減に繋げていきましょう。

9ヶ月をすぎるころに増えてくる、「夜泣き」。ズムと原因・心構えを知っておく事で少しだけ心が楽になったりします。夜泣きを知って少しでもストレスの軽減に繋げていきましょう。

夜泣きのメカニズムと原因

夜泣きとはどんなもの?赤ちゃんはなぜ泣くの?

個人差はありますが、一般に夜泣きが多くなるのは9ヶ月ごろだとされています。赤ちゃんの睡眠を調査したデータ(出典 louis j. et al. sleep. 1997)によると、9ヶ月のころ、赤ちゃんは睡眠を始めてから起床するまでに9回起きているそうです。

この回数は、1歳半になると半分程度に減り、2歳になるとさらに半分に。覚醒したときに、泣くという行動に発展してしまうというのが夜泣きのメカニズムです。

赤ちゃんが夜泣きする主な原因は二つ。でもはっきりしない場合も

赤ちゃんが夜泣きするのは、次の二つが主な原因だと考えられています。

1.睡眠サイクル不安定
一つは、3ヶ月から2歳ごろにかけて起こる「睡眠サイクル不安定」。赤ちゃんは、睡眠のメカニズムが未発達です。大人と同じような睡眠リズムになるまでの過渡期にあって、睡眠と覚醒の状態を上手に切り替えることができません。そのため、眠いのに眠れなかったり、すっきり目覚めることができなかったりして泣いてしまうことがあります。

2.情緒制御不安定
もう一つは、4ヶ月から4歳ごろにかけて起こる「情緒制御不安定」。赤ちゃんの前頭葉は、4歳ごろまでに大脳辺縁系からくる刺激を抑制できるようになっていきます。ところが、その過程で情緒障害が起き、睡眠が浅くなってしまうことがあり、これが夜泣きとして現れるのです。

しかし、上述したような原因が当てはまらない夜泣きも起こります。原因がはっきりしない場合もあると割り切って、できることから対処していくのが得策です。

対処できる夜泣きの原因と対処法

肉体的な不快が生じているならすぐに対応することが可能

赤ちゃんが夜中に覚醒したときに肉体的な不快があると、泣いてしまいます。お腹が空いている場合は、母乳かミルクをあげましょう。排泄に伴う独特の感触に驚いて泣いているという可能性もあるので、チェックしてみてください。また、暑い・寒いといった温度上の不快はないかも気をつけてあげましょう。

精神的な不快に対してはじっくり向き合って

赤ちゃんが精神的な理由で泣いている場合は、睡眠サイクルや情緒制御が不安定となっていることが要因として考えられます。睡眠サイクルが原因の場合は、規則正しくしてあげることで解消される場合があります。このとき、家族みんなで一緒に早寝・早起きを心がけるとより効果的です。

情緒制御不安定の場合は、いろいろな方法で安心させてあげることが重要です。まずは抱っこやおしゃぶりで安心させてあげましょう。また、日中に前頭葉の発達を促すような語りかけを意識的に行うこともおすすめです。

原因が分からない場合の夜泣き対策

どんな泣きがある?黄昏れ泣き、運動泣き

夜泣きには、まったく原因やメカニズムがわかっていないものもあります。例えば、「黄昏泣き(コリック)」。生後2週間ぐらいから始まり、夕方ごろにぐずり始めて、夜中まで続く場合もあります。個人差はあるものの、3時間以上泣き続けることもあり、パパママにとっては大変な負担になるでしょう。

また、「運動泣き」というのもあります。赤ちゃんは、手足を自由に動かすことができないので、泣くことによって運動すると考えられています。泣くことで、胸郭を大きく広げて肺に酸素をたっぷりと送り込む呼吸の練習にもなるというわけです。

対処方法は?

黄昏泣きへの対処法は、抱っこや背中をさするなどして綿密にスキンシップを図ったり、おしゃぶりを与えるなど気が紛れるようなことをしたりすること。静かなラジオの音や扇風機の音(ホワイトノイズ)が流れていると落ち着くこともあります。

運動泣きへの対処法は、放置してある程度泣かせておくほかありません。赤ちゃんが安心して運動泣きを行えるように、軽く優しい声をかけてあげるのが望ましいでしょう。また、抱っこして寝かしつけたときに、布団へ赤ちゃんを戻す際には、体を軽く揺らしながら寝床に置くと目を覚ましにくいのでおすすめです。

まとめ

赤ちゃんの夜泣きにはパパママで協力して対処しよう

赤ちゃんの夜泣きには原因がはっきりしている場合と曖昧な場合があります。肉体的・物理的な原因があるならば、パパでもママでもなんらかの方法で対処することが可能です。理由がはっきりしない夜泣きの場合もいろいろな方法を試してみて、赤ちゃんの個性に合わせた対処法をみつけられるように努めてみましょう。

泣くこと自体は悪いことではありませんので、あまり気にしすぎる必要はありません。パパとママで協力して夜泣き対策をしていきましょう。

【関連サイト(情報引用・参照元サイト名・URL)】
赤ちゃんはどうして夜泣きするの?
赤ちゃんが泣く時、不快を感じている・・・
SLEEP , American Academy of Sleep Medicine, 1997, 20 (5), pp.323-33
つらい夜泣きにさようなら!第1回 泣き虫赤ちゃん、なぜ泣くの?
コリック(黄昏泣き)とは?: 症状と対処法
どうして赤ちゃんは泣くの? 「泣く」ことの意味と必要性を考えよう