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パパ、誘拐犯と間違われる

娘を連れてのおでかけ。とても楽しいことなんですが、こんなハプニングが起こることも。マンガ家で兼業主夫の劔樹人さんの身に降りかかった災難とは??

娘を連れてのおでかけ。とても楽しいことなんですが、こんなハプニングが起こることも。マンガ家で兼業主夫の劔樹人さんの身に降りかかった災難とは??

先日、娘と2人で長野の実家へ帰省した際、新幹線に乗っていたら、誘拐と間違われて通報されるという事件が起きた。

その話は「女児誘拐の疑い」とインターネットでちょっとした話題、というか、結構な話題になったので、「ああ、あのニュースか」と、ご存知の方もいるのではないか。

そう、あれは実は私なのです。大変お騒がせいたしました。

知らない方で興味ある方は、ぜひ私の名前と「誘拐」とでも検索していただければ、いくらでも情報が出てくるかと思う。

なので、その件自体に関してここで詳しく触れるつもりはないが、その後の我が家についてお話したいと思う。

多くの方に心配していただいたが、正直、自転車に乗っているだけでしょっちゅう職務質問をされる生活をしてきた私にとって、警察に調べられたことも、娘と父子でないことを疑われたことでそれほど落ち込むことではなかった。

その後ネットには私に対する厳しい意見や誹謗中傷も含めたコメントもたくさん寄せられたが、むしろ、心配してくれた方や、声をかけてくれた友人の暖かさを感じて嬉しい気持ちの方が優っていた。

男性の育児に対する理解は深まって欲しいが、この一件で世の中に何か一石を投じたいことがあるわけではないので、10件近く来たテレビ出演の依頼は全て断らせて頂いた。

しかし、私が事件の影響を感じたのは、また娘が激しくイヤイヤをしたときだ。

あれっ!なんかいつもより不安になるというか、気持ちがしんどいぞ!

もしかして自分、ちょっと傷ついてる!?

しかし、だとしても生活は続く。

まだまだしばらくの間は、このイヤイヤの日々と向き合って行かなければならない。

さらに言えば、近いうちにまた二人で新幹線に乗らなければならない時も来るだろう。

そもそも、娘は実家で飼っている猫と遊びたがるのに、妻が激しい猫アレルギーを持っていて泊まれないため、私と娘は度々2人で帰省しているのだ。

ちなみに新幹線の通報事件があった日、私は東京に着いてから、親を心配させまいと、なんとなく騒動のことを隠してしまった。

その時は、ちょっとTwitterに書いたことがこんな大事になるとは思っていなかったのだ。

しかし翌日、インターネットは私のニュースで溢れてしまった。

いかんせん、うちの両親は70も過ぎて、間違いなくおじいちゃんおばあちゃんなのだが、割とインターネットを使いこなすIT高齢者である。

これだけニュースになったら、絶対にチェックしているだろう。

息子は新幹線がトラウマになったんじゃないか、とかそんな心配をして、孫を実家に呼びにくくなったり、うちに来させるのが悪かった、とか思われていたら申し訳ないな…。

そんなことを思っていたら、母からメールがきた。

想像以上に全く気にしていなかったのだった。