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【アドラー心理学】赤ちゃん返りに対応する方法!

兄弟や姉妹が産まれるのは本当にうれしいことです。でも、気になるのが上の子の「赤ちゃん返り」。上手に対応する方法なんてあるんでしょうか?アドラー心理学の熊野先生、教えてください!

兄弟や姉妹が産まれるのは本当にうれしいことです。でも、気になるのが上の子の「赤ちゃん返り」。上手に対応する方法なんてあるんでしょうか?アドラー心理学の熊野先生、教えてください!

相談

3歳の長男の「赤ちゃん返り」に困っています。
ある程度予想はしていたものの、去年、長女が生まれてから、長男が「アレもできない、コレもできない」と赤ちゃんアピールをしてきます。
最近は、起きるときも泣きながらママを呼び、抱っこしてもらわないとリビングまで出て来られません。このままで、大丈夫でしょうか?

回答

赤ちゃん返りに乗ってはいけない

「大丈夫でしょうか?」という問いに対する答えを先に言えば、「大丈夫です!時が解決してくれます!」と自信を持ってお答えしましょう。ただし、親の関わり方次第で、解決するまでの時間のかかり方は、かなり変わってくる可能性もあります。

「赤ちゃん返り」は、とても自然な事象ですので、それ自体に、過度に注目し過ぎないよう、気をつけてください。過度に注目するとは、「なんで赤ちゃんみたいなことするの!やめなさい!」と叱ったり、あるいは、「わかった、わかった、抱っこしてあげるから泣かないで!」と、その子の要求に対して言われるがままに何でも従ってあげること、両方をさします。

これらは、両極端の反応に見えますが「赤ちゃん返りすることで、親の注目を引こうとしている子どもの作戦にまんまと引っかかり、子どもの狙い通りに注目を与えてしまっている」という意味では、実質的に同じことをしています。

ですから、親がすべきことは、「赤ちゃん返り」という「注目を得るための不適切な作戦」には乗らずに、「そんなことしなくても、ちゃんとあなたに注目しているよ」と、丁寧に説明してあげることです。

3歳の気持ちに共感ファースト!

3歳の長男くんの気持ちになってみてください。彼の目でこの状況(親が下の子ばかり世話を焼いている)を見て、彼の耳でこの状況(下の子が泣くと、すぐに親が抱っこする)を聴き、彼の心でこの状況(下の子ばっかり、可愛がられて、僕には誰も注目してくれない!)を感じてみるのです。これを「共感ファースト(まず、自分が相手に共感を示すこと)」と言います。

どうですか?長男くんが、止むに止まれず、赤ちゃんみたいなフリをして、なんとかしてパパとママの注目を得ようとしている、涙ぐましい努力に気づくことはできましたか?

長男くんの「パパとママに注目してもらいたい!」という「気持ち」には、「共感」しましょう。でも、「赤ちゃん返りして、アピールする」というその「行為」に、「同意」する必要はありません。その「行為」に「同意」することは、子どもの不適切な要求に応えてしまうことにつながり、その「甘え」を助長することに繋がってしまいます。

「下の子と同じように、君もちゃんと注目してもらいたいんだね!」「パパとママが、赤ちゃんのお世話に時間を取られて、君には『後でね!』と言ってしまうことが多かったかもね」「でも、パパとママは、君のことを、とても大切に思っているよ!」「だから、わざと、赤ちゃんみたいにならなくても大丈夫だよ!」「普通に、パパ!ママ!と声をかけてね!」と、穏やかに伝えて見てください。

不適切な方法(赤ちゃん返り)を選択しなくても、適切な方法(普通に声をかける)を選択すれば良いのだ、と納得できたら、長男くんの「赤ちゃん返り」は、間もなく減っていくでしょう。