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「#俺のおむつ交換台」は企業を動かし社会を変える!

話題のハッシュタグ「#俺のおむつ交換台」。男性トイレにおむつ交換台を設置することを求めた署名活動が目指す社会について、このアクションを起こした市民グループbabystepの松永圭史さんのお話、第2弾です!(第1弾はコチラ)

話題のハッシュタグ「#俺のおむつ交換台」。男性トイレにおむつ交換台を設置することを求めた署名活動が目指す社会について、このアクションを起こした市民グループbabystepの松永圭史さんのお話、第2弾です!(第1弾はコチラ)

ひとつの企業に向けた理由

署名サイト「change.org」でヨドバシカメラに向けて男性トイレにおむつ交換台を設置して欲しいという署名を集めている市民グループbabystep。あっという間に署名が1万人を超える中、Twitter上では「#俺のおむつ交換台」というハッシュタグで共感した投稿とともに否定的な意見も届いているそうです。

その一つは「なぜヨドバシカメラという一つの企業に向けているのか?」というもの。

「1年ほど前、babystepではアカチャンホンポが販売するおしりふきのパッケージに『全国のお母さんを応援します』と書かれていることに違和感があるとして同じように署名活動をしたのですが、その結果、約5000人の署名が集まり、アカチャンホンポはその文言を削除した新パッケージに変更してくれたのです。

私自身もこのアクションにすごく共感してbabystepのメンバーになりました。自治体などに比べて企業は共感してくれれば動きは早いので、まずは影響力がある企業に向かって投げかけて、そこから広がってくれることを目指した形です」

一方で、「多目的トイレにおむつ交換台があれば充分なのでは?」という意見もあります。

「多目的トイレは子育てのためだけのものではなく、いろいろな方が使うため、空いていないことも多いですし、使うのをためらうところもあります。男性トイレにあればそういうこともありません。そもそもbabystepが目指す世界は性別による差別や偏見のない社会なので、女性用トイレにあって男性用トイレにないということ自体を変えたいのです」

あくまで一企業を攻撃するようなことではなく、社会全体に問題提起をするために伝えられるところからはじめている、と松永さんは語ります。

ハードとソフト。どちらも改革が必要

松永さんが変えたいと思っているのは、こういった施設などのハードだけでなく社会規範や意識といったソフトの面もあるそうです。そこには自身の経験が深く関わっています。

「2年近くインドで働き、みんなが家族第一で暮らしている姿から影響を受けたところもありますが、数年にわたる不妊治療を経て授かった念願の子どもだったので一念発起して育休を取りました。しかし、期間が1ヶ月半と短かったのでほぼ“体験レベル”で終了。充分に関わることができませんでした。

だからこそ2人目が生まれるときは3ヶ月半とりました。妻は専業主婦ですが、1回目の育休の時、ワンオペ育児だったら本当に無理だろうと思ったので、主体的に関わるように心がけました。それでやっと一通りのことができるようになって、復帰した今でも定時で帰るようにして、残った仕事は朝早くやる“朝残業スタイル”にしています。

特に一回目の育休の時は、当時の上司や社会からの風当たりも非常に強かったです。やっぱり性別役割分業観がまだ強く残っていることは肌で感じましたし、男性の育休取得率が上がらないのもわかります。こういう部分もまだまだ変えていかないといけないし、パパたちも自由にこうしたいと安心して言える社会にしないといけない。結局のところ、ハードとソフト、両方が変わらないと社会は変わらないと感じています」

現在は、子育てに関する勉強会も主催しているという松永さん。babystepの名前の由来でもある“小さな一歩”を踏み出すことで子育てしやすい世の中になることを我々も願っています!

署名サイトはこちら
ヨドバシカメラは男性トイレにもおむつ交換台を設置してください!! #俺のおむつ交換台