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子ども同士のもめごと!親はどうしたらいい?~居酒屋アドラー第5章 後編

全国のパパコミュニティで開催されている飲み会にお邪魔して、パパの子育てに対する本音にアドラー式子育ての熊野英一さんが悩みや本音に答える「熊野英一の居酒屋アドラー」。今回は東京都稲城市にあるパパコミュニティの集合体「いなちち」の飲み会に潜入してきた模様 の後編をお届けします!(前編はこちら

全国のパパコミュニティで開催されている飲み会にお邪魔して、パパの子育てに対する本音にアドラー式子育ての熊野英一さんが悩みや本音に答える「熊野英一の居酒屋アドラー」。今回は東京都稲城市にあるパパコミュニティの集合体「いなちち」の飲み会に潜入してきた模様 の後編をお届けします!(前編はこちら

Happy Wife Happy Lifeからスタート!

熊野
「皆さんの話を聞く限り、基本的にはその場でママを責めない方向では割と一致しているみたいですね」

Cさん
「責めないんじゃなくて、責められないんですけどね(苦笑)」

熊野
「まあ、そうかもしれないけど。アドラー的に見てもやっぱりここは妻を責めるタイミングじゃないと思います。
ポイントは妻も自分も息子の将来のことを考えて真剣に臨んでいるからこの状況になっていること。それは皆さんもわかっている」

全員
「うんうん」

熊野
「ただ、息子を問い詰めるのはちょっと。その時に言っても火に油を注ぐ以上、そこはグッとガマンの時。家庭においてよく言われるのが『Happy Wife Happy Life』ということ。」

Dさん
「なんかどこかのハウスメーカーみたいだけど、わかるなぁ」

熊野
「そう、やっぱり家庭において妻の機嫌とか感情というのは全体を左右するほど重要だということです。だからこそ、まずは、この状況では進まないならいったん立ち止まることは必要になってくる」

Aさん
「そこはわかったんですけど、問題はその後にどのように進めた方がいいか?」

熊野
「そうですよね。妻が落ち着いた後にどう言ってこの状況をおさめるか?アドラー心理学で理論的に考えると『課題の分離』ということが必要になります。まず事実として子ども同士がもめたこと、これを解決するのは誰?」

Aさん
「・・・子ども自身ですかね?」

熊野
「そう!つまりもめ事を解決するのは『子どもの課題』です。一方で親はそういうことをした子どもに対して仲直りの後押しや気持ちの面を支えてあげるなどフォローをしたり、正しいことを教えることが必要ですよね。これが『親の課題』です。そりゃ親としてはどんなことがあったか気になるし、中に入りたくなってしまうでも、もめ事の内容とか仲直りというところについてはグッとこらえる必要がある。なぜなら、この分離がちゃんとできないで子どもの課題にまで親が介入すると子ども自身で自分の課題を解決することができなくなり、結果的に自立が妨げられてしまうんです」

Eさん
「確かに、子どもが何かしても親が解決してくれるからいいや、となったらまずい」

熊野
「そうですよね。アドラー心理学の大きなテーマに『子どもの自立を促す』というところがあって、いわゆる親離れとか子離れという意味でも『見守る』というスタンスをとることが重要。だからこそ、後から妻と話して自立させるためにも一緒に見守っていこうと話すといいと思います」

全員
「なるほど~」

Cさん
「それにいくら聞いても子どもって自分を守るために嘘ついちゃうしね」

熊野
「そうですね。でも、ひとつ聞き方にもコツがあります。こういうときって大人は思わず『なんでそんなことしたの?』って聞いちゃう。『そんなこと』って言った時点で子どもからすれば悪い前提になっているんです。そういうときは『何があったの?』とかフラットな聞き方をするようにしてください」

Eさん
「わかるけど、できるかな~」

全員
「(爆笑)」

こうしてまた一つの悩みとともにビールが一杯飲み干されていく居酒屋の夜。
パパたちの悩みは尽きない。