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子育てにスマホは便利!?

年とともに体のアチコチが痛くなるのは仕方ないこと。マンガ家で兼業主夫の劔樹人さんも最近異変を感じているみたいなのですが、その意外な原因とは??

年とともに体のアチコチが痛くなるのは仕方ないこと。マンガ家で兼業主夫の劔樹人さんも最近異変を感じているみたいなのですが、その意外な原因とは??

最近、指が痛い。
私は楽器を弾く仕事をしているが、怠惰なもので練習のしすぎとか20年間全く経験ないし。
現代病であるという、スマホの操作による「スマホ腱鞘炎」というものだろうか。

しかしなぜ今?
スマホなんてここ10年、ずっと同じように使い続けているのに。昔より大きく、重くなっているせい?

色々考えたら、なんとなく原因がわかってきた。

最近、もうすぐ3歳になろうという娘がまた寝てくれない。

風呂を嫌がる、歯磨きを嫌がる、着替えを嫌がる、寝室に行くのも嫌がるという4重苦。
これは単純に、私の言うことが何もかも嫌なのかもしれないという気もするが、それでもやらなくてはいけないのが親である。

寝る時間を楽しんでもらうために、保育園の保護者会で他のママさんから最終兵器として教わった、スマホにつける絵本の映写機というものを導入した。

このおもちゃはアプリと連動していて、スマホのライトを使って天井に絵本を映し出すことができる。
ソフトとして選べる絵本も、寝かしつけのためのラインナップばかり。ちょうど眠くなりそうなBGMがほのかに流れ、絵本の展開に合わせてボタンを押すことで、あくびの音をはじめとする柔らかな効果音で更に眠気を誘う。

結果は大成功だった。
娘はこれを見たくて、寝室に自分から行くようになった。
見ているうちになんとなく眠くなって、そのうち寝息が聞こえてくる。

なんて素晴らしい発明だろう。
しばらくはこれでやっていけると思った。

しかし…現実はそう甘くはなかった。

数日後、娘がこのスマホ映写機の絵本を楽しみにしていることは変わりないのだが、今度はスマホの操作をしたがるようになったのである。

ページをめくるのも、効果音を出すのも、自分でやらないと気が済まない。

それ以前に、もう天井じゃなくてスマホの画面を見てるし!
やむを得ずこの状況に対応していたら、娘がいじりやすいようにすることと天井に絵を映すこと、ページを進めることを同時に意識するあまり、スマホの持ち方がかなり無理のあるものになっていることに気がついた。

それを一晩に何話か読まされる生活を続けるうちに、手が腱鞘炎のようになってしまったのであった。

スマホの絵本映写機は最高の発明だが、今度はスマホを固定する器具が必要!
誰か発明してください!