• 育児・子育て
  • 食事

娘と居酒屋。それは格好の食育スポットだった!

毎日ご飯を作るのって本当にしんどいですよね。たまには外食、たまにはちょっと飲んじゃいたい!そんな気持ちありませんか?今回はそんな時に親子でちょくちょく居酒屋に通ってきたパパコミ編集長が、子どもを居酒屋に連れて行くときのちょっと意外な効果をお伝えします!

毎日ご飯を作るのって本当にしんどいですよね。たまには外食、たまにはちょっと飲んじゃいたい!そんな気持ちありませんか?今回はそんな時に親子でちょくちょく居酒屋に通ってきたパパコミ編集長が、子どもを居酒屋に連れて行くときのちょっと意外な効果をお伝えします!

ごめん、今日は居酒屋でいい?

こんにちは!パパコミ編集長の杉山錠士です。

もうだいぶ前のことですが、長女が保育園の年長だった頃、仕事をセーブして家庭に軸足を置く「兼業主夫宣言」をしました。当時は妻も忙しく、平日の夕食はほぼ長女と二人。基本的には仕事の合間をぬってご飯を作っていました。でも、どうしても疲れてしまったときは、ギブアップ宣言をして外食することがありました。

多くの人はここでファミレスなどを選択するのかもしれませんが、僕はお酒が好きなので、こういう機会にやっぱり飲みたくなってしまい居酒屋を選んでしまうのです。僕が子どもの頃には「子どもを連れて居酒屋に行くなんて」という風潮があったのでなんとなく罪悪感に苛まれながらも足を運んでいました。

ただ、元々保育園のパパママたちも含めて、たまにみんなで飲みに行っていたので、長女は居酒屋が大好き。むしろラッキーくらいのテンションで一緒に行ってくれました。

そんな中、ある日、居酒屋で長女から何気ない質問がきました。

「これ何?おいしいの?」

指差したのは「エイヒレ」。確かに今まで頼んだことなかったかも。というわけで丁寧に説明してあげつつ、一口あげたところ、長女大興奮。

「おいしい!これ大好き!」

おー、なんだか将来楽しみな発言です。いつかは一緒に飲める日が来るのではないかという淡い期待を抱きつつも、ふとしたことに気がつきました。長女にしてみれば、居酒屋のメニューは、普段家では食べないようなものが並んだワンダーランドなのかもしれない。そして、もしかしたら広い意味で食に興味を持つチャンス、食育にもつながるのかもしれないと。

それ以来、僕は居酒屋に行ったときには必ず長女と食べ物の話をするようになりました。

 

本当にオススメのものはメニューに載ってない

頭の中を切り替えると、景色は変わるモノ。居酒屋にあるいろいろなものが食育の材料に見えてきます。

最初に長女に伝えたことが「本当にオススメのものはメニューに載っていない」ということです。全てではないですが、居酒屋に行くとレギュラーメニューだけでなく、その日の仕入れ状況によって、別紙もしくは黒板などにその日オススメのメニューが書いてあることが多いです。まずはここをチェックしようということです。

そこに書かれているものは、春には菜の花のおひたしやタケノコの煮物だったり、秋になるとサンマが出てきたり、だいたい旬にまつわるものがほとんど。それを見ているうちにだんだんと食べ物の旬を覚えていくのです。

また、当時はまだ漢字が読めなかったのであまりピンと来てはいませんでしたが、小学校に入ると、地名なども理解してきます。そうなると「このサンマは宮城県で獲れたもので、宮城県はとても寒い東北地方にあるんだよ」といった具合に、旬にプラスして特産、さらには日本の都道府県のだいたいの分布も伝えることができます。さらにさらにメニューによっては「名古屋ではとんかつを味噌ダレで食べるんだよ」という食べ方の違いや「ゴーヤチャンプルーは沖縄の料理だよ」といった郷土料理の話にまで発展。「焼き魚についてくる大根おろしは消化を助けてくれるらしいよ」なんてことも話しましたね。

いろいろな説明をするたびに長女は「へー!そうなんだ!」といいリアクションをしながら食べていきます。もともと小食だった長女にとっては、ちょっとずついろいろなものを食べられたのも良かったのかもしれません。

 

注文する練習もしました

ついでに、このタイミングで長女に教えたことがあります。それは「お店での注文の仕方」です。別にこんなに小さいうちに教えることはないのかもしれないですが、お店の人としっかりとやりとりをすることを学んでほしかったのです。

家では「オレンジジュース」と単語を言えば、出してもらうことができるかもしれませんが、それは外では通用しません。長女に「自分で頼んでごらん」と言ったら、最初は「え!わかんない!」と返ってきました。まあ当たり前のことです。そこで、まずは周りのお客さんや僕がどのように注文しているのかを観察することからスタート。その結果、最初にすることは「店員さんを呼ぶ」ことに気づきます。そして注文をするときは、何を、いくつ頼むか、明確に伝え、最後は「お願いします」で締める。本当に基本的なことです。

こういうお店の人や知らない人と話すときのコミュニケーションの取り方を知ることは、どこにいっても大切だし、役に立ちます。例えば、初めて行った場所でトイレの場所がわからない時にも周りの人にちゃんと聞くことができるようになるのです。

僕と一緒に居酒屋に通ったことは、きっと長女にとっていろいろなことを学ぶチャンスにつながったと思います。

長女が高校生になった今でもたまに二人で居酒屋に行って食事をすることがありますが、最近では、カウンターで隣に座ったお客さんに「よくいらっしゃるんですか?」と話しかけたりするようになりました。

ま、これはこれでよかったのかなとはパパとしてはちょっと複雑な気持ちで見守っています。

また、僕の場合は顔見知りのお店だったので問題にはなりませんでしたが、お店によっては子ども連れをお断りしている所もありますので、そこは事前に子どもを連れて行っていいか確認をすることもお忘れなく。