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心がほっこり!プロが選んだ春にオススメの絵本3選

春は入園・入学・進級、そしてもちろん卒園・卒業など子どもたちの生活が大きく変わる季節。だんだんと暖かくなり、なんだか気持ちも晴れやかになってきます。今回は日本最大級の絵本通販サイト「絵本ナビ」の奥平亨さんに春にピッタリの絵本をセレクトしていただきました!

春は入園・入学・進級、そしてもちろん卒園・卒業など子どもたちの生活が大きく変わる季節。だんだんと暖かくなり、なんだか気持ちも晴れやかになってきます。今回は日本最大級の絵本通販サイト「絵本ナビ」の奥平亨さんに春にピッタリの絵本をセレクトしていただきました!

子どもの成長の喜びを親子で分かち合える一冊といえばコレ!

『おおきくなるっていうことは』
作:中川ひろたか
絵:村上康成
出版社:童心社

届かないはずの高いところに触れるようになったり、大人のカバンをえっちらおっちら運べるようになったり、いつのまにか子どもは成長しますよね。

僕たち親は、大人びた口をきいたり、できなかったことがいつの間にかできるようになったりする姿を見て、子どもの成長にはっと気づきます。でも子どもたちは、自分たちが本当に毎日成長しているということを振り返ることなんて(たぶん)ありません。前ばっかり向いているから。

特に卒園のタイミングに、この「おおきくなるっていうことは」をぜひ読んでほしいと思います。

そこには子どもたちにもわかりやすく、自分が大きくなっていることがわかるいろんなエピソードが詰まっているから。
著者である中川ひろたかさんのこうした些細な、それでいてとても大事なことに気づく、この繊細な視点は本当に素晴らしい。日本で初めての男性保育士だったそうですが、子どものことをものすごくちゃんと見て、ちゃんと知っているんだなと思います。

「おおきくなるっていうことは、ようふくがちいさくなるってこと」
「おおきくなるっていうことは、あたらしいはがはえてくるってこと」
「おおきくなるっていうことは、ちいさなひとにやさしくなれるってこと」

そうそう、おおきくなるっていうことは、そういうことなんだよ。
3歳くらいからの子どもにオススメです。

保育園や幼稚園の登園が楽しみになる一冊といえばコレ!

『えんふねにのって』
作:ひがしちから
出版社:BL出版

バスや自転車、歩いて幼稚園に通うってことはあると思いますが、この絵本はなんと舟で幼稚園に通うのです!もう、そういう設定のお話だと聞いただけでも気持ちが高ぶるのですが、この絵本はまた絵が素晴らしいのです。

ちょっと調べてみたら、なんとこれは絵本作家のひがしちからさんのデビュー作なんですね。ひがしさんには『ぼくのかえりみち』や『ぼくひこうき』などの傑作がありますが、この本はそれに負けないやさしさと温かさに満ちています。
川の中の魚に触ったり、岸辺の野いちごを見たり、クライマックスにはなんと舟が・・・!?こんな登園だったら、毎日楽しいだろうなぁとワクワクしてきます。
こちらも3歳くらいから楽しめると思います。

さくらの絵本といえばコレ!

『さくらがさくと』
作・絵:とうごうなりさ
出版社:福音館書店

これは今年2月に出たばかりの新刊絵本。どこか都会の花見の名所を思わせる場所で花見が行われるさまを、一つの視点から時系列で追って描いています。

この本のサイズがまたとてもよくて、ページを開いた見開きの桜の絵は、まるで映画のスクリーンのように見えます。傑作『やこうれっしゃ』など、据え置いたカメラである定点を観察してそこで繰り広げられる様々な人々の暮らしを描いた作品が僕は大好きなのですが、この本も新しいマイベストとして本棚に並びそうです。

こちらは4歳くらいからの子どもにぜひ。

暖かくなるまではもう少し時間がありますが、一足早く絵本の中に春を感じてみてください!