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運動不足はなぜいけない?免疫力アップのためにすぐできること

全国で多くの小中高校が休校になっている中、遊び盛りの子どもたちはなかなか体を動かせない状況にあります。そんな中、今回は家の中でできる子どもたちの運動不足解消法について、数々のトップアスリートのコンディショニングをしてきたフィジカルトレーナーの櫻井優司さんに教えていただきました!

全国で多くの小中高校が休校になっている中、遊び盛りの子どもたちはなかなか体を動かせない状況にあります。そんな中、今回は家の中でできる子どもたちの運動不足解消法について、数々のトップアスリートのコンディショニングをしてきたフィジカルトレーナーの櫻井優司さんに教えていただきました!

運動不足は筋力の問題ではない

よく「運動不足は良くない」と言いますが、これは何がいけないのでしょうか?
多くの方は「筋力が落ちてしまうこと」や「充分に成長できないこと」だと思いがちですが、実はそこではありません。

筋肉を充分に動かさないことで起こるのは、血中酸素濃度の低下です。つまり、体の健康状態を保ったり、満足に動かすために必要な酸素を、体中に充分に運ぶことができなくなってしまうのです。

そのため、体温が上がらないことに繋がり、免疫力も落ちてしまいます。これが一番の問題です。また、酸素をたくさん使う脳にも酸素が充分に運ばれないので、無気力にも繋がります。

大人の場合、筋肉を日常的に使っていないと、急な運動に耐えられず、それを「運動不足」だという場合もあります。しかし、子どもの場合はほとんどそれは起こりません。なぜなら、例え家の中にずっといても多くの子どもは本能的に体を動かします。勉強や食事の時もじっとしていられない、家の中でも走り回っている、そういう子どもは自分の体が運動が足りないと感じて、動かそうとしているだけです。大人としてはもう少し大人しくしてほしいと思うかもしれませんが、仕方がないことですし、むしろ、動くことが多い子どもほど体中に酸素が行き渡っているので免疫力が高いという一面もあるのです。

動物モノマネで全身運動!

家の中でもできることとして、筋トレやストレッチなども効果的ではありますが、もう少し遊びを取り入れた形で楽しむ方が積極的に取り組んでくれますよね。そこでオススメしたいのが、動物モノマネ遊びです。ズバリ、パパやママが動物のお題を出して子どもたちがそのマネをするというとてもシンプルなモノです。

ただし、お題の動物の中に必ずいれてほしいのが、犬や猫、ライオン、トラ、キリンなど四足歩行をする動物です。ハイハイとは違って膝をつかずに両手両足をついた状態で動くことは、効率的に全身を使う運動になります。

両手をついて動くことで、走ったりすることよりも腕や胸の周りの筋肉を使うのですが、それによって呼吸が大きくなるので肺活量が上がります。肺が大きく動くと、血流が良くなるので、免疫力アップも期待できます。

走り回ったりする必要はありません。ほんの2,3分、前後左右にまんべんなく動くだけで効果はあると考えられます。ちなみにパパやママも一緒にやると子どもは楽しいと思いますが、大人にとっては30秒でもキツいと感じると思います。

風船とお風呂も効果的

具体的に体を動かさなくても運動と同じような効果が期待できる方法もあります。
そのひとつが呼吸です。肺や横隔膜はもちろん、腹筋もたくさん使うので、体温や血流が良くなり、免疫力アップが期待できることなのです。

遊びながら効率的な呼吸をするのにオススメなのが、風船を膨らませることです。ただただ膨らませるだけで、深呼吸とロングブレスをすることにつながります。風船を渡して自由に遊ばせてあげてください。

まだ風船を膨らませることができない子どもには、ビーチボールや紙風船など抵抗なく息を吹き込むことができるものでもいいですし、一度ポンプなどを使って膨らませてゴムが柔らかくなった風船を使ってもいいでしょう。

呼吸にはもう一ついいことがあって、口の周りの筋肉を使うことなどの影響で唾液がたくさん出ることです。唾液は口の中を潤った状態にしてくれるのでウイルスの侵入を防いだり、乾燥から守ったりしてくれる機能があります。

また、お風呂に入ることも運動と同じような効果が期待できます。

お湯に浸かるだけでも血流が上がり免疫力アップに繋がりますが、そんなお風呂で大きな声で歌うとさらにいいです。歌うという行為は、かなり体を使い、運動の一つともいえます。大きな呼吸も必要ですし、しかも水蒸気がたくさんあるところでの呼吸は、耳鼻科で使う吸入器のように喉や口の中を潤すのでオススメです。

子どもは家の中にいても体が運動不足の状態になりにくいとはいえ、精神的には閉塞感などを感じてストレスになります。時には充分ウイルス対策をした上で公園に行くのもいいと思いますし、家の中で過ごすのであれば、モノマネや風船、歌などで楽しく体のケアをしてあげましょう。