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習い事問題!野球とサッカー、それぞれのメリット・デメリット

子どもの習い事問題に関しては、多くの親が悩んでいるようです。今回は二大人気スポーツに関するもの。様々なスポーツに関わってきたフィジカルトレーナーの櫻井さん!どうなんですか??

子どもの習い事問題に関しては、多くの親が悩んでいるようです。今回は二大人気スポーツに関するもの。様々なスポーツに関わってきたフィジカルトレーナーの櫻井さん!どうなんですか??

相談

来年から小学生になる息子の習い事で夫婦の意見が分かれています。僕は自分がやってきた野球をすすめているのですが、妻はサッカーがいいと言っています。両方やるという選択肢もありますが、まずはどちらかにしようと思っています。どっちの方がいいでしょうか?

回答

“子どもの好きなことをさせたい”“子どものやりたいことをさせてあげたい”あるいは“こうなってほしいという親の願い”もあって、習い事についてはなかなか決められないことと思います。
 
今回は、野球とサッカーについて、それぞれの競技の特性を踏まえたメリットやデメリットについて整理してみましょう。
 
まずはいずれのスポーツも“団体競技”であり、また“審判がいる”スポーツであることから、共通のメリットやデメリットがあります。
 
<共通のメリット>
■個人よりも団体を重要視し、全体への行動が重視されている。
■審判や監督に信頼を置いて行動することを鍛えられる。
 
<共通のデメリット>
■チームの勝利のため技術の劣るメンバーの出場機会は少なくなり、
勝利優先主義になりがち。
■運動能力が高く、期待のエースになるとチームの期待を一身に背負い、
疲れや痛みを口に出せないという悲劇も生まれてきた。
■いずれも屋外が中心のスポーツなので、夏の試合や練習では、
炎天下の練習で体力の消耗は激しくなり、熱中症が出やすい環境にいる。
 
こんなところでしょうか。

長く楽しめるスポーツ。でも練習が長い。


 
一方で、野球特有のメリット・デメリットもあります。
 
<メリット>
■集団生活・団体行動の規則やルールが徹底されていて、
礼儀、挨拶、相手チームも含めた選手同士の励ましあいなどチームメイト同士の励ましあいなどが生まれる。
■ボールに対して注意力が鍛えられ、ボールやバットなど道具の扱い方、
技術の反復練習で危険回避能力を育まれる。
■プロになってからの活躍期間は長く、大人はもちろん、シニアになっても続けやすい。
 
<デメリット>
■ほかの野外スポーツと比較し練習時間が長くなりがち。
■ポジション別の練習時間は、他の選手は待っていることや
球拾いの時間が多くなっていて技術練習にかける時間が少ない。
■親の負担も大きく、移動、遠征などの援助、費用は当然のこと、
チームによっては食事の世話、用具装備の管理なども任されることも。
 
また、全てのチームがそうであるわけではないですが、古くから愛されてきたスポーツであるがゆえに、かつての選手が指導者となり、過去の経験を基に指導するケースが多く、最新の練習方法などが取り入れられないことも多く見受けられると聞きます。

視野の広さと判断力が鍛えられる。でもケガが心配。


 
一方、サッカーの場合はどうでしょうか?
 
<メリット>
■ボールに対する瞬発力やとっさの判断力が鍛えられる。
■脚部の筋力、心肺機能が向上し、ポジションにかかわらず下肢の体力が上がってきて、
バランス力の向上が著しい。
■全体を見渡す判断力と行動力が同時に備わってくるため、
次に何をすればいいのかが自然と備わってくる。
 
<デメリット>
■野球と違い一つのボールに対し蹴る動作が複雑かつバランス能力の維持のため
関節に負担をかけている。急激な方向転換やゴーストップの連続で下肢障害が発生する。
■体幹に対する衝撃があり、バランスの悪さが直接けがの原因になる。
■身体的な負担が大きいため、社会人リーグ・プロリーグとも活躍する年数は短く、
その後の人生設計をしっかり見据えておく必要がある。
 
いかがですか?
当たり前のことですが、一概にどっちの方がいいとは言いがたいところなので、まずは子ども自身の趣向や意見、そして身体的な特徴を考えるところから始めてください。
 
また、指導者、練習環境によって変わってくる部分は大きいので、親としてできることは、子どもではまだ十分な判断が出来ないので、チーム選びを入念に行うことをオススメします。