
みんな大好きなお食事の時間!でも、どうしても途中で飽きてしまったり、落ち着いて食べることが苦手な子もいますよね。今回はあの人気アイドルにそっくりな現役イケメン保育士、杉本倉規さんに、子どもが落ち着いて食べられるようになるために保育の現場ではどのように教えているのか?伺いました!
テーブルに座って、並べられた食事を落ち着いて食べる、ということは大人にとって当たり前のこと。しかし、そもそもこれが子どもには当たり前ではありません。
だから、食事が並んだテーブルに座らせて「さあ、食べて」と言っても、大人が思うようには食べてくれません。目の前にあるものが食事なのか?おもちゃなのか?それすらわからないのです。だから、好き勝手してしまうこともあります。
では、どうすればいいのか?もちろん教えることからスタートです。
おままごとで、おもちゃを使って普段の食事と同じことをするのです。「これがお茶碗だよ」「これがお椀だよ」「これがスプーンだよ」「ここに置くんだよ」「こうやって使うんだよ」「こうやって食べるんだよ」。一回や二回で覚えることは出来ないので、逐一教えていきましょう。
子どもは遊びでやっていても大人が真剣に教えようとすれば、伝わっていきます。その時に気をつけて欲しいのは「食べなさい!」とか「こぼしちゃダメ!」と言ってしまうことです。
子どもは、こぼして困らせようとしているわけではありません。もしもこぼしてしまったら「そうやるとこぼれちゃうね。だからこうしよう」と伝えてあげてください。
僕たち保育士が、正しい食べ方を教えるときに一番気をつけているのは、自分たちが正しい食べ方をすることです。これは食べ方に限ったことではなく、保育の基本中の基本。保育士は子どもに見本を見せることを心がけています。
もちろんこれはご家庭でも同じこと。パパやママが食事中にスマホをいじっていたり、途中で立ち上がって別のことをしたりしていると、そのマネをしてしまいます。またこれは食器の扱いや食べ残しなども同じ。さらにいうと、大人が食べることを楽しんでいるかも伝わります。
食べている間「おいしいね」と声をかけあったり、「玉ねぎは土の中にできるんだよ」とか、食材の話をするのも食育に繋がりますよね。とにかく一番は「食事は楽しい」ということを教えてあげることです。そうすることで食事へのモチベーションも変わります。
周りの大人ができていないことは子どももできません。
子どもに落ち着いて食べて欲しかったらまずは自分たちが落ち着いて食べるようにしてください。