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家族で何度も遊んでしまう!未就学児の知育にもバッチリなボードゲーム5選

学校の休校や在宅勤務によって、子どもと過ごす時間が増えました。この機会におすすめしたいのが、大人も子どもも問わずに盛り上がることができるボードゲームです。今回は世界のボードゲームで遊べる「JELLY JELLY CAFE 池袋2号店」の店長である松田鷹虎さんに、未就学児から遊べるボードゲームを紹介してもらいました。

学校の休校や在宅勤務によって、子どもと過ごす時間が増えました。この機会におすすめしたいのが、大人も子どもも問わずに盛り上がることができるボードゲームです。今回は世界のボードゲームで遊べる「JELLY JELLY CAFE 池袋2号店」の店長である松田鷹虎さんに、未就学児から遊べるボードゲームを紹介してもらいました。

知育要素も満載!子どもが大人に勝てるボードゲームの魅力

まずは、「ボードゲームとは何か?」について、ほんの少しだけお付き合いいただきたいと思います。

これは松田さんによると、広義では“机の上に広げて遊べるもの”を指し、カードゲームなどもボードゲームの一種だそうです。ただ、多くの愛好者の中で、「ボードゲーム」と言われてイメージするのは、「ドイツゲーム」とよばれるものなのだとか。

「ドイツゲームは、将棋やオセロのように思考が中心、すごろくのように運が中心ではなく、その両方を備えたゲームです。ルールにのっとった戦略が必要な一方で、サイコロなどの運が勝負を左右することもある。そのため、子どもが大人を相手に勝つこともできますし、大人が本気で一喜一憂するような展開も生まれます」(松田さん)

その中でも低年齢向けに作られたボードゲームは、ルールが比較的に分かりやすいものとなっています。文字が読めなくても、計算ができなくても、感覚的に遊ぶことが可能。子どもはあまり集中力が持続しないため、ワンプレーにかかる時間が短いものが中心です。

その上で知育的な要素を備えているものも多いと、松田さんは話しています。繰り返し遊ぶうちに、勝つための戦略に“気づく”瞬間があるそうですが、それも詰込み型から脱却した現代の教育に通じるところがありそうです。

30秒でルールが分かる!簡単だけど奥深いカードゲーム

低年齢向けのボードゲームの中でも、まずはそのエントリーとして松田さんがオススメしてくれたのが「ドブル・キッズ」(Dobble Kids)です。

このゲームで使用するカードには、それぞれ6種類の動物が描かれており、各カードには必ず1つ他のカードと共通する動物が描かれています。この特徴を生かして、「Dobble Kids」ではトランプのように、様々なルールで遊べます。

例えば、「かくれんぼ」というルールでは、中央に置いたカードと複数枚配られた手札で、一致する動物を探し、見つけたら手札を裏返していきます。実際に遊んでみると、動物の絵柄の大きさがカードによって違うため、意外と同じ動物が見つからないことも。対戦相手を気にしてつい焦ってしまいますが、その中ですべての手札を裏返せたときのスッキリ感は最高です。

「『Dobble』は大人向けのものもあるのですが、絵柄のイラストが違うだけで、遊び方自体は同じです。30秒もあればルールが覚えられるので、その手軽さからお店に来て最初に遊ぶゲームとしても人気ですね。お子さまが動物の名前を覚えるきっかけになるかもしれません」(松田さん)

ボードゲーム入門にピッタリな“ルールのある積み木”

さらに、もう一つボードゲーム入門編として、未就学児にオススメなゲームを教えてもらいました。

「ワニに乗る?」(TIER auf TIER)は、いわゆるジェンガのようなバランスゲームとよばれるものの一種。プレイヤーはサイコロの出た目の数だけ、交互に積み木をワニの上に載せていきます。

このゲームの一番楽しいところは、やはりギリギリのバランスで積み木を積めた時の達成感でしょう。それが崩れたときには、プレイヤー全員が盛り上がること間違いなしです。

「小さなお子様の中には、積み木で遊ばれている子も多いと思いますが、そこに少しだけルールを追加したゲームです。子どもには“ルールを守る”こと自体が難しいもの。でも、このゲームではルールを守った方が楽しく遊べるので、その大切さを学ぶことができるのではないでしょうか」(松田さん)

ゲーム性はシンプルながら、戦略性の高さが魅力

これまでは比較的にルールが簡単なゲームを紹介してきました。とはいえ、皆さんが「ボードゲーム」と言われてイメージするのは、やはり専用のゲーム盤の上で遊ぶゲームではないでしょうか?

「きらめく財宝」(Funkelschatz)は宝石を入れた筒状に積み上げた中央のリングの一番上を持ち上げたときに、何色の宝石が一番多く落ちるか、をそれぞれが予想するゲーム。指定した色の宝石を落ちた分だけ、獲得することができます。プレイヤーは各ターンで宝石の色を指定するため、リングを持ち上げるプレイヤーが、“いかに自分の指定した色の宝石だけを落とせるか”がゲームのポイントといえるでしょう。ゲーム盤に空いた穴に落ちた宝石は消滅するので、相手のプレイヤーの指定した宝石をそこに落とすというプレイも考えられます。

「このゲームは字が読めず、計算ができなくても遊べるのに、戦略を考える余地があるのが凄いところだと思います。見た目がキレイなので、女の子でも興味を持つのではないでしょうか」(松田さん)

コマを1マス動かすたびにドキドキする!スゴロクゲーム

ボードゲームの中には神経衰弱のように、記憶力を競うものがあります。この分野では年齢による差が生まれにくいので、大人と子どもが一緒に遊ぶにはオススメです。

「魔法の迷宮」(DAS MAGISCHE LABYRINTH)はプレイヤーが交互にサイコロを振り、その目の数だけコマを移動させるスゴロク的なゲーム。コマの下には金属球が磁石でくっつけられています。

ボードの裏側にはマスの境目に合わせて、障害物となる木のボードをあらかじめ配置しておき、コマの移動時に鉄球が引っかかって落ちたらアウト。コマを四隅に戻して、再びゴールを目指すという流れです。

つまり目的とするマスが目の前にあっても、そのままコマを進めてゴールできるとは限らないわけです。果たしてこのまま進んでよいのか……、次第にコマを動かすのが怖くなってきます。

「コマを動かすときのドキドキ感が、このゲーム最大の魅力です。プレイ中はどこに壁があったのかを常に覚えておかなければいけないので、記憶をたどってゴールまでのルートを導き出し、その通りにコマを進められたときの達成感はひとしおですよ」(松田さん)

紙を破り、釣り糸を垂らす……アクションが楽しい釣りゲーム

「カヤナック」(KAYANAK)はゲーム盤を使うものには珍しく、対象年齢は4歳からと低めです。ゲーム盤の中に大量の金属球を入れ、その上にA4サイズの紙を敷き、さらに穴の開いたボードをセットします。ゲーム盤の底には、穴の開いたボードに合わせてくぼみがあり、そこに1~数個の金属球が収まる仕掛けになっています。

準備が整ったら、プレイヤーは交互にサイコロを振り、出た目の数だけ釣り竿の尻の部分を突き刺し、紙に穴をあけます。そこに釣り糸を垂らして、先端の磁石で金属球を釣り上げるというゲームです。

上級ルールではサイコロの絵柄によって、「サイコロの目だけコマを移動する」「サイコロの目だけコマのあるエリアで穴を空ける」「サイコロの目だけコマのあるエリアで釣り糸を垂らす」など、手番での行動が複雑化します。つまり、誰かが穴を空けても、次の手番では移動することがあるので、“どの穴はまだ釣りをしていないか”を覚える必要があるわけです。また、釣り糸を垂らすことになっても、まだ氷に穴が空いていなければ、その手番は無駄になってしまいます。

「このゲームの最大の魅力は、やはり紙を破るアクションにあると思います。障子に穴を空けることがタブーとされる日本人には、どこか背徳感のある快感がありますよ。そして、釣り糸を垂らすときのワクワク感が、釣りゲーム最大の醍醐味ですね」(松田さん)

さて、未就学児でも遊べるボードゲームを紹介してきましたが、遊び方を見ているだけで、何だかワクワクしてきませんか? 実際にプレイしてみましたが、どれも大人が夢中で遊べるものばかり。ワンプレーが終わった後で、「もう1回!」と子どもにせがまれる……いや、むしろ親の方がせがんでしまう姿が見えるようです。

一度その楽しさにハマってしまえば、ママや子どもと過ごす時間が増えること間違いなしのボードゲーム。毎年のように新作も続々登場していますので、ぜひその世界に家族で一歩足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

※「JELLY JELLY CAFE」は緊急事態宣言を受けて、2020年5月6日(水)まで臨時休業中となっています。なお、期間中も通販サイト「JELLY」のほか、「オンライン遠隔ルール説明サービス」、オススメのゲームをLINEで案内する「ボードゲームコンシェルジュ」がご利用いただけます。