
子育ては初体験の連続!とは言いますが、娘を持つパパにとってとりわけハードルが高い初体験が娘の髪の結び方。何せほとんどのパパはやったことがないですからね。でも、これができれば、ママも助かるし、娘も喜ぶこと間違いなし!そこで、今回は東京都品川区のヘアサロン「GAIA」のスタイリストで3児のパパでもある宮崎久仁照さんに、髪を結ぶ基本となるポニーテールの結ぶコツを伺いました!
慣れていないパパが女の子の髪を結ぼうとすると、引っ張りすぎて痛いと言われてしまったり、ぐちゃぐちゃになってしまったりすると思います。でも、いくつかのコツを覚えるだけでキレイなポニーテールを結ぶことができるのでぜひ覚えてください。
まず、一番の基本が髪を結ぶ場所です。女性にとっては当たり前のことかもしれませんが、この位置は適当に決めているわけではありません。一番ベーシックな場所は、顔を横から見たときにアゴの先から耳の中心を通ってたどり着く後頭部のところ。ここをゴールデンポイントと呼び、一番収まりがよく、横顔が一番美しく見える場所です。
ゴールデンポイントよりも高い位置で結ぶと活発な印象になり、低い位置で結ぶと落ち着いた雰囲気になります。
なので、まずは横から顔を見て結ぶ場所をイメージするところからはじめてください。
結ぶ場所が決まったら、髪を集めていきます。
本来、手が大きいパパの方が一気に髪を掴むことができるのでやりやすいはずなのですが、慣れていないパパにとってはなかなか難しいところです。しかも小さい子どもの髪は細くてツルツルしているので、大人よりも難しいです。クシやブラシを使った方がキレイにできますが、外出先などで何も無い時を想定して手だけで結ぶ方法をお伝えします。
対応策としては、全部を一気にやろうとしないこと。当然髪の量が少ない方が手でまとめやすいです。ママはゴム1本で結ぶからといってその真似をするのではなく、プライドを捨ててゴム2本で勝負しましょう。
まず1本目のゴムは耳より上の部分の髪をまとめてゴールデンポイントで結びます。そのあとで、2本目のゴムを使い残りの髪の毛をまとめて同じくゴールデンポイントへ。
このとき、1本目を結んだままの状態で、2本目で全部をまとめると、とてもやりやすいです。
ゴールデンポイントで結ぶことが出来たらポニーテール完成!ではありません。
仕上げはまとまった髪を二つに分けて、裂いて広げるように引っ張ります。こうすることで、ゴムのところがより強く絞まり、落ち着きます。
また、結ぶときに緩んで全体的に少しふわっとしてしまうことがありますが、この引っ張ることでふわっとしていた部分がキュッとしまり、キレイに仕上がります。
このように多少の緩みは最後に取り返すことができるので、ゴムを結ぶ時点で完璧にしないでも大丈夫。気楽にいきましょう。
何より、慣れていないからと言って、パパが緊張感バリバリでやってしまったり、ちょっと動いただけで「動かないで!」と言ってしまったりすると、子どもも違和感を覚えて嫌がってしまいます。
もうこうなってしまったら、結べるかどうかではなく、結ばせてもらえなくなってしまうので、何よりも楽しそうに笑顔でやってあげてください。
「パパに結んでほしい!」と言われるようになったら、きっとかわいさは倍増すると思います。
取材協力
GAIA HAIR SALON