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一緒にいる時間が長い今こそ覚えたい!子どもをほめるコツ

休校などの影響で家族と一緒にいる時間が増えています。そうすると、今までは気にならなかった部分が目についたりイライラして、大きな声を上げてしまうことも。せっかくの一緒に過ごす時間を楽しくするためにもここはひとつほめる方法やコツを知ってみてはいかがでしょうか?全国でほめることの良さやほめ方の指導を行っている一般社団法人「日本ほめる達人協会」に今だからこそ知りたいほめる方法やコツを伺いました!

休校などの影響で家族と一緒にいる時間が増えています。そうすると、今までは気にならなかった部分が目についたりイライラして、大きな声を上げてしまうことも。せっかくの一緒に過ごす時間を楽しくするためにもここはひとつほめる方法やコツを知ってみてはいかがでしょうか?全国でほめることの良さやほめ方の指導を行っている一般社団法人「日本ほめる達人協会」に今だからこそ知りたいほめる方法やコツを伺いました!

ほめることは適当に持ち上げることではない

「ほめて伸ばす」という言葉がありますが、当然、なんでもいいからほめればいいというわけではありません。思ってもいないのに適当なことを言って相手を持ち上げることはほめることとは違います。

ほめるというのは、相手の価値を見つけて、認めて、伝えることです。いいところを知ることは、自己肯定感アップや自信にもつながること。またそれによってモチベーションが上がり、前向きになることができ、認められることで承認欲求が満たされるなど、本当にいいことがたくさんあります。

時に、そのいいところは、相手自身が気づいていないこともありますし、むしろマイナスなことだと思っているケースもあります。一緒に過ごす時間が多くなっている今は、それをしっかり観察して見つけるチャンスと言えるのではないでしょうか。

ほめるためには覚悟が必要

ほめた方がいいことはわかっているけど、なかなかほめることができないという人もたくさんいると思います。これ、実は当たり前のことなのです。人間は相手の悪いところが目につく性質があります。これは自分の身を守るために危険を察知するためで、本能的な部分だと言われています。しかも、危険を察知するためですから体や心が弱っている状態の時は余計に目につくところがあると言われています。疲れているときストレスを感じているときに周りに対してダメ出しが増えてしまうのはそういう背景があります。

反対にいいところを見つけることは、本能的な行動ではないので、自発的にやろうとしなければできません。つまり覚悟を持たないとできないことなのです。

ほめるスイッチを入れる3つのS

自発的にほめるためには、自分からほめる姿勢、ほめるモードへのスイッチを入れる必要があります。そんなときに使える口癖にしてほしい言葉があります。

それは「すごい」「さすが」「素晴らしい」というSからはじまる3つの言葉。われわれは「ほめ達の口癖 3つのS」と呼んでいます。

さきほど、思ってもいないのにほめることはよくないと伝えましたが、この3つの言葉は反射的に発してほしい言葉です。「すごい」「さすが」「素晴らしい」と言った後に話を続けようとすると、必ずいいことを言わなければいけないですよね。そして、そのためにいいところを探すことに繋がります。つまり、自分からこの3つの言葉を発することでほめるスイッチが入るのです。

この言葉を口癖のように使うようになると、考えなくてもいいところ探す習慣がついてきます。日常的にほめるためには習慣にすることが大事です。

思わず「ダメ!」と言っちゃう前に

一方で、決してほめることができない行動についてはさすがにこの3つは言えません。そういうとき使えるもう一つのSで始まる言葉があります。

それは「そうくるか」。

水をこぼした、大切なものを壊した、など子どもだとよくあることだと思いますが、反射的に「ダメ!」と大きな声を出してしまう人も多いでしょう。しかし、このとき「そうくるか」と一息つくことでいったん冷静になることができます。ほめられないからと言って怒鳴って怒る必要はありません。冷静に何がいけなかったか伝えることが、行動を改善することに繋がります。

ほめるところは必ずあります

「うちの子にはほめるところがない」と言う人と会うこともあります。しかし、ほめ達にはこんな格言があります。

「ほめられないところがない人はいない。ほめられない自分がいるだけだ」

つまり、見つけられていないだけだということです。その背景には、悪いところに見えることでも見方を変えればいいところだと捉えられることがあるということに気づいていないということがあると考えられます。

例えば「落ち着きがない」

通知表で先生に書かれたことがあるという人もいるでしょう。しかし、見方を変えると「活発である」とも受け取れるわけです。他にもこういう例はたくさんあります。

*やることが遅い ⇒ 丁寧にできる
*集中力が無い ⇒ 好奇心旺盛
*反省しない ⇒ 切り替えが早い
*内向的 ⇒ 人の気持ちを察する繊細さ

大事なのは、事実はひとつだということです。つまりウソはついていません。見方をポジティブに変える、言うなればポジティブ変換をしただけです。

ぜひ、ポジティブな目を持って、もう一度家族を見直してみてください。きっとほめるところが見つかるはずです。

ありがとうのコツ

最後に、相手の行動を強く肯定し、認めていることを伝える大事な言葉をお伝えします。

それは「ありがとう」という感謝の言葉。

この言葉を言われてダメ出しだと感じる人はいないと思います。言動や行動について、日々感謝の気持ちを伝えることは何よりのほめ言葉です。

さらに、ただ「ありがとう」というよりももっと思いが伝わるコツがあります。それは「ありがとう」に「小さな事実」をプラスすることです。

「ゴミを捨ててくれてありがとう」「眠いのにありがとう」「言ってくれてありがとう」

相手の何に感謝しているかが具体的になることで、より感謝の気持ちは伝わります。また「眠いのに」というのは相手の状況を把握していないと言えません。つまりそれは相手に対して「ちゃんと見ているよ」というメッセージにもなります。

「ありがとう」と言うときは何か一言加えることを、ぜひ心がけてみてください。

<監修・取材協力>
一般社団法人 日本ほめる達人協会