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パパコミュニティに入るとどんないいことがあるの?

育児に関わる男性が増えていることを受けて、パパたちが交流をするコミュニティは増えつつあります。そのメリットや課題はどんなところにあるのでしょうか?今回は日本最大級の父親支援団体NPO法人ファザーリング・ジャパンに所属し、様々なパパコミュニティの取材を行ってきたパパコミの杉山錠士編集長がパパコミュニティについてまとめました。

育児に関わる男性が増えていることを受けて、パパたちが交流をするコミュニティは増えつつあります。そのメリットや課題はどんなところにあるのでしょうか?今回は日本最大級の父親支援団体NPO法人ファザーリング・ジャパンに所属し、様々なパパコミュニティの取材を行ってきたパパコミの杉山錠士編集長がパパコミュニティについてまとめました。

同じパパという立場だから共有できることがある

長らく仕事とプライベートを分ける風習があった日本では、男性が育児に関わる機会が増えてきた今でも、職場で家族の事を話すことはそれほど多くありません。特に、困っていることや悩んでいることについては、仕事への影響を考えてよほど関係性が深くなければ話さないでしょう。

例え家に帰って夫婦で話す時間があったとしても、同じパパという立場の人と悩みはもちろん、育児に役立つ内容も含めて情報を共有することは難しいのです。

そんな中でパパコミュニティに入ると、当然周りにはパパがたくさんいるので、そういったことを共有することができます。おそらくこれが一番大きなメリットではないでしょうか?多くの場合、仕事上の繋がりもないので、気兼ねなく話すこともできます。

また、育休など育児に関する制度について、他の会社がどのような取組をしているかも知ることができるケースもありますし、既に利用したパパのリアルな声を聞くこともできます。場合によっては普段の業務では知り合うことがほとんど無い業種の違うパパにも出会うこともあり、育児にとどまらず視野や価値観を広げることにつながることもあります。

つまり、仕事に家庭に忙しい毎日を送る中では難しい、人脈を広げることにも繋がるという面でもメリットはあるのではないでしょうか。

パパコミュニティにもいろいろな種類がある

パパコミュニティには様々な種類があります。NPOのように社会課題の解決などの目的を持って活動しているコミュニティの場合は、近い価値観を持った仲間と出会うことが多いと考えられます。地域で繋がるコミュニティでは、近隣の公園や学校、病院、さらにはファミリーライクな飲食店の情報などを共有することは、暮らしの面では大きなメリットがあると思います。

さらに、子どもが通う保育園や小学校を通じて繋がっているコミュニティもあります。当然暮らす場所が近いので、地域の情報も得られる上に、子ども同士が繋がっていることも多く、家族ぐるみの関係を築くことに繋がります。これは、例えば、仕事が遅くなってお迎えに間に合わない、などの困った時に助け合うことにも繋がりますし、反対に、子ども同士がケンカをしてしまった場合に、親同士で情報を共有して冷静な話し合いをすることに繋がる場合もあります。

時には、夫婦ゲンカをしてしまったり、パートナーに対しての不満が溜まったときに、愚痴を聞いてもらったり、俯瞰した意見を聞くことができたり、ちょっとした息抜きになることもあります。子育てをしている中では大変なこともたくさんあるので、家族それぞれの視野が狭くなってしまうこともありますが、こういった仲間の存在が支えになってくれるケースが多く存在するのです。

よく耳にするコミュニティの課題

様々なパパコミュニティの取材をしていく中では、課題を聞くこともあります。

一番多いのが継続についてです。課題を感じた人が仲間とともにコミュニティを立ち上げたものの、後から入ってくるメンバーとの温度差があったり、またそもそも創立メンバーたちの間でできた輪に、新しいメンバーが入りづらくなってしまうことがあるようです。

活動をさらに広げるためにメンバーを増やしたいと考えるコミュニティも多いようですが、こうなってしまうと先細ってしまい、世代交代ができずに自然消滅してしまうという話もよく聞きます。

一方で、まれなケースではありますが、魅力的な活動をしていったことでメンバーが想定外に増えてしまい、方向性が分かれて、分裂してしまうということもあるようです。

会社などでは利益を上げることを目的とした進め方が中心となり、その手法には慣れている人が多いと思いますが、パパコミュニティは目的が違うので不慣れな分、苦戦することも多いようです。

イクメン研究の第一人者であるお茶の水女子大学名誉教授の石井クンツ昌子先生によると、ママを中心としたコミュニティに比べるとまだまだ少ないというパパのコミュニティですが、今はネット上に様々な情報がありますので、興味がある方はまず一度検索してみてください。