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オネショはなぜ起こる?

おむつトレーニングが終わって、やっとおむつ替えの手間が減ったと思ったあとにやってくるオネショ問題。しかも、それが頻繁だったり、年齢が上がってきてもなかなか治らないと心配になります。今回はそんなオネショの原因などをフィジカルトレーナーの櫻井優司さんに伺いました!

おむつトレーニングが終わって、やっとおむつ替えの手間が減ったと思ったあとにやってくるオネショ問題。しかも、それが頻繁だったり、年齢が上がってきてもなかなか治らないと心配になります。今回はそんなオネショの原因などをフィジカルトレーナーの櫻井優司さんに伺いました!

オネショの原因の多くは脳にあり!

そもそも「おしっこをする」という行為は脳からの指令で行われます。乳幼児の間はこれがうまくできませんが、ある程度成長してくるとできるようになるのでオムツをしないでもよくなるわけです。

もちろん、体質的特徴やそれ以外の要因でオネショがなかなか治らないという人もいますが、ほとんどの場合はそのコントロールがうまくいかないことがオネショの大きな原因。つまり脳が大きくかかわってくるのです。

起きている時と、寝ている時との大きな違いは、脳の、いわゆる自律神経と呼ばれるところが、交感神経優位なのか副交感神経優位なのかというところです。

主に日中、活発に活動している時は交感神経優位の状態になります。この時は、腸や膀胱はそれほど活発に働きませんが、それでも尿はたまってきて、いっぱいになったときに「おしっこをしてください」と命令が出て、トイレに行くという流れです。

反対に寝ている時は、副交感神経優位で、リラックスした状態になります。体を休めるために心拍数が減ったりしますが、一方で腸や膀胱は寝ている間にこそ活発に活動します。しかし、副交感神経優位の状態の時は、睡眠を妨げないためにも日中よりもおしっこを多くためることができるので、朝まで我慢することができますし、もしいっぱいになってどうしようもなくなったら、脳におしっこに行った方がいいというサインを出して眠りから起こすのです。

オネショ対策は眠る前にしっかり

寝ている間に脳が正常に動くための準備は、もちろん寝る前にしましょう。

まず、物理的なところ。水分を取りすぎることは良くないです。また寝る前に一度おしっこをしておくことも一つの対策となります。

続いて、起きているうちに体をたくさん動かすことです。運動をして筋肉が疲労すると、体を休めようとするので、眠るときにしっかりと副交感神経優位になります。実はこれも大切なことです。

最後に、オネショの原因として一番多いと言われる気持ちの問題について。

日中、起きている間に緊張している状態が長いと、いろいろな問題がでてきます。まず、起きている間のおしっこの回数が減ってしまい、充分に排泄できないことに繋がります。また、当然、脳が疲れてしまうので、眠った時に、深く眠りすぎてしまうことが考えられます。深く眠ることはいいことなんですが、おしっこがたまった時に、膀胱から出た「おしっこに行った方がいい」というサインに気づくことができなくて、オネショをしてしまうということです。

具体的には、家に一人でいる時間が長い、日々過ごす環境の変化が多いといった場合に子どもたちは大人が思っているよりも緊張状態となっています。また、こういった状況の中でも「いい子でいよう」として、辛いとか寂しいといった感情を表に出せない繊細な子は特に疲れてしまいます。つまりは繊細な心の持ち主で、ストレスがたまってしまうことが、オネショに繋がることがあるということを覚えておいてください。

小学生になってもオネショが治らないとなると、心配をする親も多いと思いますが、深刻な病気ではないので、そこは安心してください。むしろオネショを強くとがめたりすると、それがさらにストレスになって余計に治らないこともあったり、全体的に自信を失ってしまうこともあるようなので、温かく見守ってあげてください。

気持ちの問題が多いからといって、すぐに病院に行ったり、薬に頼る前にまずは子どものことをよく見てあげてください。暗いところで寝るとオネショをする、明るいところで寝るとオネショをする、誰かに怒られた日の夜はオネショをする、など一人一人、傾向が違うこともよくあります。まずは我が子のことを見る、そして、それができるように一緒に過ごす時間を少しでも増やす工夫をしてもらえればと思います。

ただ、小学校高学年くらいになっても治らない場合は、何か違う原因があることも考えられるので、かかりつけの小児科の先生に相談することをオススメします。