
食材として便利な豆腐。買い置きして冷蔵庫に1丁あるだけで何かと使えて重宝します。けれど絹豆腐の使い道が、味噌汁か冷奴にしか使われず、もう少しアレンジできないか。子どもが豆腐好きなので、親子共に美味しく食べられる料理があるといいな。パパ料理研究家の滝村さん、教えてください!
息子は豆腐が大好き!大人は、生姜やネギたっぷりの薬味で食べる冷奴で十分なのですが、小さな子ども向きではありません。味噌汁の具ばかりでも飽きるし。何か、お豆腐料理で子どもが喜ぶ食べ方はありませんか?
手軽で健康的、そして美味しい「豆腐」。
これは食卓に欠かせない食材ですよね。
値段もお手頃。
冷蔵庫に木綿でも絹でも1丁あれば、パパっと一品おかずを増やすことができますよね。
どんな料理をするか決めなくても買っておいて損はありません。
ちなみに豆腐1丁に、大豆はどれぐらい入っているか知っていますか?
豆腐は8〜9割は水分。残りが大豆ですが、濃い味にするためには大豆の量が必要です。
だいたい350粒ぐらい入っているそうです。
ただ、濃厚な手作りの絹豆腐の場合は450粒ぐらい入っているものもあるそうです。
実は、木綿と絹で栄養価が違うことを知っていますか?
重しをかけて余分な水抜きをする木綿豆腐は、大豆が凝縮されているので、タンパク質、カルシウム、鉄分が絹豆腐よりも多いのです。
逆に水分を多く含む絹豆腐は、ビタミンB群やカリウムが多くなります。
パパ的には、こういった料理のロジカルポイントが知りたいですよね。
今回は、冷奴のような副菜ではなく、メインになる一品を紹介します。
それが「豆腐玉子丼」です。
親子丼の鶏肉を、豆腐に変えたどんぶりです。
これが、ふわふわで美味しいのですよ。
土曜日のブランチや、食事の支度が遅くなって、ワンプレートで済ませたいときに活躍する料理です。
★パパレシピ(3人分|20分)
材料:
絹豆腐(1丁)
卵(3個)
小松菜(3〜4株)
ごはん(お子さんに合わせた量で)
A
水(200cc)
出汁こんぶ(5cm角のものを1枚)
かつお節(ひとつかみ分)
B
しょうゆ(大さじ4)
みりん(大ささじ2)
酒(大さじ2)
砂糖(大さじ2)
作り方:
①豆腐をお子さんが食べやすい大きさにサイコロ状に切る。
卵は割り溶いておく。小松菜は大雑把にざく切り。
※小松菜は火を通すと小さくなるのでそれほど大きさを気にしないでも大丈夫。
②フライパンにAと豆腐、小松菜を加えて、蓋をして強火にかける。
煮立ったらBを加えて火が通るまで中火で5〜7分煮る。
③溶き卵は2回に分けて入れる。
まず半分を②のフライパンに円を描くように回しがける。
少し固まったぐらいで、残りも回しがけし、火を止めてさっとかき混ぜ蓋をして蒸らす。
好みの半熟になった段階で出来上がり。
④ご飯を器によそい、お玉で具と汁をすくって、ご飯にかける。
アト辛大人味(後から追加する大人の味):
・山椒
子手伝い(小さな子どもできる、ちょっとしたお手伝い):
・卵を割る。
・卵を溶く。
今日も、ご馳走様でした。