
子どもと遊ぶのは本当に楽しい!でも、なかなか上手に子どもに合わせられないというパパも結構いるんじゃないでしょうか?そんなパパたちに向けて小崎先生、アドバイスをお願いします!
4歳の息子は“ごっこ遊び”が大好き。顔を合わせるたびに一緒にやろうと誘われるのですが、どうにも抵抗があります。どうしたらいいでしょうか?
僕は保育士をしておりました。保育士の仕事の半分ぐらいはごっこ遊びの中で展開をされていたように思います。もちろん“ままごと”もあれば、“怪獣ごっこ”や“ヒーローごっこ”“お姫様ごっこ”などもありますし、“動物ごっこ”に“昆虫ごっこ”と、もう何が何だかよくわからないこともあり、本当に様々でした。
とにかく子どもたちは、何かになりきりそのものとして遊ぶのが大好きです。
一日中“ねこ”になりきって、「ニャーニャー」と言って過ごした子どももいましたね。キャットフードあげたかったぐらいかわいかったです。
ごっこ遊びが上手にできないということですが。きっとそれはパパが気恥ずかしくて“なりきれない”ということなのではないでしょうか?
そりゃそうですよ。いい歳の大人が「ニャーニャー」と言い続けたり、“カブトムシ”になるのですからね。そもそもカブトムシの鳴き声とかよくわかりませんからね。
大人の自分が子どもみたいな真似をすることが、おかしいということです。もちろん恥ずかしさもありますし、自分自身に戸惑いもありますからね。当然です。特にそう思うパパにこそ、ごっこ遊びに取り組んでほしいです。
子どもと遊ぶということは“子どもだまし”ではダメです。
そんなに簡単なものでもないですし、何か片手間にするようなものでもないです。子どもは実は本物志向ですよ。気づいていますか?大人の本気度をよく見極めています。だから、この人は「僕と本気で遊ぶ気があるのか?」と疑問を投げかけているのです。
どうしますか?照れ笑いでごまかしますか?
ここで本気見せないと一生、中途半端な遊び方になってしまいますよ。ここは大人の本気を見せましょう。全力ごっこ遊びです。
やっぱりそれには抵抗がある・・・という人は、まずは形から入って行きましょう。
ごっこ遊びには“コスプレ”がいいです。
お面や衣装など、今は色々と手に入ります。動物に昆虫、ヒーローやヒロインなど、それを身につけて感情移入して成り切りましよう。子ども達は大喜びしますよ。
もちろんコスプレ姿にもですが、大切なのは「僕と本気で遊んでくれる」という“姿勢”にです。
このようにごっこ遊びは、子どもたちからの「パパはどこまで私に対して本気なの?」という“挑戦状”です。この挑戦状を受けて立ちましょう。
遊びを通じて、本気度を見せることでこれからの親子関係が強く結ばれるはずです。