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UVカットや断熱、防犯効果も。使ってみたい窓ガラスフィルムの基礎知識

ホームセンターなどに行くと見かける「窓ガラスフィルム」。ちょっと気になるけど、いまいち詳しくわからないという人も多いのではないでしょうか?今日は、そんな窓ガラスフィルムの種類や使い方をNPO法人tadaima!の三木さんに教えてもらいました!

ホームセンターなどに行くと見かける「窓ガラスフィルム」。ちょっと気になるけど、いまいち詳しくわからないという人も多いのではないでしょうか?今日は、そんな窓ガラスフィルムの種類や使い方をNPO法人tadaima!の三木さんに教えてもらいました!

実は窓の影響は大きい!

窓が大きい部屋に住みたい!という話はよく聞きます。確かに窓って、大きければ部屋が明るくなるし開放感があります。外から見えるのが嫌だったらカーテンを閉めればいいよね、くらいの感覚があると思います。しかし、明るさと開放感を生み出す一方で、熱と紫外線によって室内環境に大きく影響をおよぼします。

例えば、夏に部屋が暑くなる、冬に部屋がなかなか暖かくならない、その大きな要因の一つが窓にあります。

夏の熱い空気は、71%が窓から入ってきます。そして冬は室内の暖かい空気が48%も外に流れてしまいます。(社団法人日本建材産業協会 省エネルギー建材普及保護センター調べ)

室内と外気の温度差が大きな日に、一度窓の前に手をかざしてみてください。夏場なら窓に近づくほどもわっとした空気を感じ、冬ならヒヤッとした空気を感じると思います。

よく「省エネのためにエアコンは28℃設定にしよう」なんて夏になると言われます。でもそんな高い設定温度じゃ部屋が涼しくならない、というご家庭もありますよね。エアコンの性能の問題もあるかもしれませんが、窓まわりの環境を整えるだけでこの問題が解消されることもあるんです。

そして、もう一つが紫外線。

カーテンはもちろん、フローリング、畳、家具。さらにはお肌の日焼けまで。大きな窓から差し込んできた紫外線は室内にある、あらゆる物を徐々に日焼けさせていきます。

他にも、室内環境ではありませんが、窓に関して大切なのが防犯対策。
実は、戸建ての場合、侵入盗犯の6割は窓からです。(平成26年 警視庁調べ)
そして侵入に5分以上かかる場合、諦める割合が7割と言われています。(都市防犯研究センター調べ)

窓を対策することは、こうした犯罪のリスクから身を守るという効果もあるのです。

窓ガラスフィルムは4種類

そういった窓に関する問題を防ぐことに繋がるのが、ホームセンターなどで売っている「窓ガラスフィルム」なんです。おおむねその種類は4つあります。

■ UVカットフィルム
その名の通りUV(紫外線)をカットしてくれるガラスフィルム。多くの商品が99%以上カットをうたっています。日焼けの原因は紫外線だけではありませんが、紫外線をこれだけカットできることで、日焼けを防ぐ効果は大きいです。

■ 断熱(遮熱)フィルム
その名の通り熱をシャットアウトしてくれるガラスフィルム。遮熱性が高いほどフィルムが分厚く、少し暗く見えます。それでも窓全面に貼ってしまえば、そんなに気にならないかと思います。
商品によってはUVカット機能もあって、一つで二役を兼ねてくれる場合もあります。

■ 防犯フィルム
割れにくく、貫通しづらいのがこの防犯フィルム。壊すことに5分以上かかると侵入率が減るということを考えても、こうしたフィルムがあることで泥棒に侵入を諦めさせることができるかもしれません。また、台風の時など飛んできた物がぶつかって窓ガラスが破損することを防止する効果もあります。

■ デザインフィルム
機能ではなく視覚的効果が得られる素敵な柄や模様のはいったガラスフィルム。ステンドグラスのようにカラフルな物もあれば、真っ黒に目隠しするタイプも。部屋の印象をガラリと変える効果もあります。

網入りガラスなどには貼ると割れてしまう恐れも!

窓ガラスフィルムを貼る前に注意してほしい点があります。

まずは、自宅の窓がフィルムを貼れるタイプの窓かどうかを確かめましょう。

全てではありませんが、ガラスの中に線(網)が入っている「網入りガラス」には、断切(遮熱)タイプの窓ガラスフィルムを貼ると、温度変化に対する膨張の状況が変わって「熱割れ」という現象が起こる可能性があるので、出来れば貼ることを避けた方がよいです。同じ理由でペアガラス、合わせガラス、防犯ガラスなど特殊なガラスは「熱割れ」する可能性があるので、事前に確認してください。

また、ガラスフィルムは水で吸着させてつけます。そのため「すりガラス」のように凹凸がある窓ガラスには貼ることができません。

もう一つは、上手に貼れるかどうか考えてください。

窓ガラスフィルムはホームセンターや通販などで、比較的お手頃に手に入れることができます。しかし、キレイに貼り付けるのは意外と難しいです。車の窓にフィルムを貼った経験がある方など、DIYが得意な人は問題ないと思いますが、大きな気泡が入ってしまったりすると、なかなか抜けなくて気になってしまうこともあります。

自分でやるのであれば、事前に動画などで付け方をきちんと調べて丁寧に行いましょう。一方で、あまりDIYの経験がない、もしくは苦手だ、という人は無理をせずに内装屋さんなど、プロへの依頼を検討してみてください。