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乳幼児睡眠コンサルタントに聞く!パパだとうまく寝てくれないのはなぜ??

子どもの寝かしつけって本当に大変!できればパパとママで協力してやりたいですよね。でもパパたちの中には寝かしつけの経験が少ない人も多いのではないでしょうか?そこで今回は眠りのスペシャリスト、乳幼児睡眠コンサルタントであり、自身も3歳のママでもある和氣春花さんにお話を伺いました。

子どもの寝かしつけって本当に大変!できればパパとママで協力してやりたいですよね。でもパパたちの中には寝かしつけの経験が少ない人も多いのではないでしょうか?そこで今回は眠りのスペシャリスト、乳幼児睡眠コンサルタントであり、自身も3歳のママでもある和氣春花さんにお話を伺いました。

まずは「睡眠の土台」作りから

子どもたちはそれぞれうまいヘタはありますが、基本的に「寝る力」を持っています。なので、それを邪魔しないように、寝やすい環境と寝やすいスケジュールという「睡眠の土台」を作ってあげることからはじめましょう。

環境で大事なことは、光、音、温度。

光は、生後3ヵ月以上の子どもは、怖がらない子であれば真っ暗の方が良質の眠りにつくことができます。暗闇を怖がるタイプの場合は、フットライトなど、光源が目に入らない照明を使ってください。また、月齢が上がっておばけが怖いというようになった場合は、おばけ撃退スプレーがオススメ。これは、中身は何でもいいので「おばけを退治することができるスプレー」を適当に作って怖がったら使ってください。(我が家はラベルを外した消臭スプレーを使っています)子どもには結構こういう暗示が効きますよね。

音は、もちろん静かな方がいいですが、生後6ヵ月以下の子どもは静寂を怖がる場合もあります。そういうときは、ホワイトノイズと呼ばれる、ドライヤーの風の音やビニール袋をクシュクシュする音など胎内で聞こえていたママの心拍音や血流音に近い音を聞かせて安心させてあげてください。

室温は赤ちゃんにとって快適であることが重要。かつてはエアコンを使うのは良くないとされていましたが、寝る場所の温度を整えるためには積極的に使ってください。ただし、風が直接当たらないようにしてください。赤ちゃんは大人よりも暑がりなので、大人がちょっと涼しすぎるくらいに感じる室温がちょうど良いと考えましょう。

いきなり寝かせようとしない

寝るまでのスケジュールを整えることも重要です。明るいところでワイワイ遊んだり、テレビを見ていたのに、急に「こんな時間!寝なさい!」と言われてもなかなか寝られません。大人も同じですよね。なので、寝るまでの準備を段階的にすることが効果的です。

例えば、照明は、夕方くらいから落として、だんだん夜になる、寝る時間が近づいているという演出をするようにしてください。とはいっても夜ご飯を作ったり食べたりするのにちょっと暗いと抵抗があるという方もいると思うので、タイミングとしてはお風呂から上がってきたら一段階暗くするという習慣を作ればOKです。部屋の照明自体を変えなくても、キッチンや廊下など人がいないところの電気を消したりするだけでも効果はあります。

また、ルーティーンを作ること。これは小さい子ほど効果的です。できるだけ具体的に寝るまでの道のりをつけていきましょう。私はもともと自分の娘があまりに寝ないことに悩んで睡眠の勉強をしたのですが、ルーティーンを作ることで寝る心の準備ができたのか、寝かしつけが楽になりました。また、2〜3歳になってから体力がつき、なかなか寝室に行こうとしてくれない娘に対して効果的だったのはイラストでやることの順序を伝えることです。まだ字を読むことはできませんが、イラストならしっかりイメージができるので、オススメです。寝かしつけの時に絵本を読む人も多いと思いますが、これも寝る前に毎回行えば、子どもにとって寝る準備ができるので効果があると思います。

2〜3歳以上の幼児さんの場合、布団に入ってからのオススメはちょっとした会話とマッサージです。お話しする内容は、今日あったことの報告など、楽しかったこと、大変だったことなど。いろいろな話を聞いてもらっているうちに、明日が楽しみになったり、何より心が満たされるので、いい眠りにつくことに繋がります。また、マッサージの目的は体をほぐすことでだけはなくスキンシップによって安心感を持ってもらうことです。子どもが触られて気持ちいいところを、さすってあげる程度で充分です。

パパの寝かしつけがうまくいかない意外な理由

私のところにも「パパは寝かしつけができなくて困っている」「子どもがパパだと寝てくれない」という相談が来ることはたくさんあります。しかし、男性が寝かしつけをすることが苦手なわけではありません。いくつか理由が考えられます。

まず1つ目は安心感。まだ眠ると言うことを理解していない小さい子どもにとって「眠る」ということは「自分が消える」という感覚に近いと言われています。だからこそ眠るために安心感が必要なのです。そういう意味では、産まれた時から一緒にいる時間が長くて、一緒に寝た経験がたくさんあるママに圧倒的なアドバンテージがあります。

しかし、決してパパでは安心感を得られないということではありません。安心感を与えるために必要なことは、もちろん普段から多く関わることも大切ですが、とにかく1回でも寝かしつけを成功させることです。子どもにとっては一度できると「あ、パパでも寝られた」と感じられるので、それだけでガラッと変わることもあるんです。

そして2つ目は、ママがストップをかけちゃうことです。1つ目の内容にも繋がるのですが、パパが寝かしつけに失敗する原因の1つがママにあるんです。とりあえずパパと子どもを寝室に送り込むまでは成功しても、子どもが泣いたり、動き回ったりして寝る気配がないと感じた時に「やっぱり無理か」とパパのところに行ってしまうことありませんか?これでは大切な1回の成功を達成することができません。先のことを考えれば、できるようになってほしいわけで、ここはひとつ「何時間かかってもいいからパパに任せる」と腹をくくってください。そしてパパもすぐに諦めて「ママ、頼むよ」とならないように辛抱してください。

3つ目は、子どもがパパを遊び相手だと思っているケース。よくパパが寝かせようと思って子どものところに行くと、急に元気になって全然寝ないという話を聞きますが、そりゃ例え夜だろうと楽しい遊び相手が来たらテンション上がりますよね。これはもういかに信頼関係を築くかにかかってくるわけですが、方法としては一緒に遊ぶこと以外のこと(日常のお世話や就寝前のルーティーン)でもしっかりと関わることです。

最後に、これはパパだけに限ったことではありませんが、寝かしつけがうまくいかないという人にありがちなのが、寝ている時にちょっと泣いたりするとすぐに抱っこしたり声をかけちゃうことはNGです。いわゆる「寝言泣き」と言われるもので、実は何もしなければそのまままた寝てくれるのに、抱っこしたり声をかけて覚醒させてしまうパターンです。特に寝かしつけに慣れていない人はビックリして声をかけてしまうことが多くなるのでやりがちです。ちょっと泣き声が聞こえてもしばらく様子を見るようにしてください。

寝かしつけは誰でも最初から上手くいくことはありませんし、慣れていても寝てくれないこともあります。大人だって眠れない日があるように子どもにだって眠れない日はあるので、焦らず気長にチャレンジしてみてください!あまりやったことがないパパはとにかくまずは1回成功させましょう!