• 育児・子育て
  • 家族のこと

パパもしっかり準備を!上の子の赤ちゃん返りで気をつけること

二人目三人目を授かった!だけど、上の子の赤ちゃん返りが心配。そんな方もいると思います。下の子が生まれた時の上の子のケアってどうすればいいのでしょうか?認定子育てアドバイザーの高祖常子さんに伺いました。

二人目三人目を授かった!だけど、上の子の赤ちゃん返りが心配。そんな方もいると思います。下の子が生まれた時の上の子のケアってどうすればいいのでしょうか?認定子育てアドバイザーの高祖常子さんに伺いました。

上の子は「ガマンと背伸び」の板挟み中

年齢差にもよりますが、上の子が赤ちゃん返りすることは、とても健全な反応です。今までひとりでできたことができなくなったり、すごくママに甘えるようになったりするのは仕方ないことだと思います。

ただ、4~5歳、早ければ2~3歳くらいからでもある程度状況は理解できています。その上で、言われなくてもお兄ちゃんやお姉ちゃんになろうとしていて、周囲をかなり気遣っていることも少なくないのです。しかし、まだママに甘えたい気持ちも止められない。つまり、ママに甘えたいという思いをガマンすることと、お兄ちゃんお姉ちゃんになるための背伸びが両方あって、その板挟みになっているような状況です。

こういう時に気をつけてほしいことは、手も目も離さないことです。

「自分でやりなさい」「自分でできるよね」と言われたとき、本人は重々わかっていて、できる限りやろうとしているので、言われることがしんどく感じてしまうこともあります。また、一方では感情の波もあって、今までできていたのにできないこともある。そういうときに「まあ、そういう日もあるよね」と多めに見ることが大事です。できて当たり前と対応していると、上の子が辛くなってしまうこともあります。大人だって疲れてできない日もあるのだから、子どものできない日も認めましょう。

一方で、子育ての戦力になってくれるケースもたくさんあります。

ちょうど背伸びをしているタイミングなので「僕がやる!」「私がやる!」と言ってくることもたくさんありますよね。そういう時には、オムツを持ってきてもらうとか哺乳びんをキッチンに持って行ってもらうとか、その子ができることをお願いするようにしましょう。
このことは、上の子にとって、自分がお世話をしたということで下の子に対する愛着につながりますし、今後の兄弟関係を構築する上でもいいことだと思います。そして、簡単なことでも「助かったよ」「ありがとう」の言葉を忘れずにかけること。自分は役に立った、認めてもらえたと感じることで、上の子の自己肯定感が高まります。

パパの出番!でもママの代わりにはならないで!

下の子が生まれる時、上の子をパパが担当するという話を聞くことがあります。出産直後のママは、赤ちゃんを守るために無意識のうちに周囲を警戒する生物の本能が発揮されることがあり、それが上の子に向いてしまうケースもあります。「上の子がかわいく思えない」というのもこのためです。その点で言えば、確かにパパが上の子のケアを担当することは必要になるのですが、そこにはいくつか注意した方がいいポイントがあります。

例えば、今まであまり子育てに関わっていなかったパパがいきなり上の子を担当するとなってもうまくいきません。そういうときのことも考えて乳児期から関わっておくことも大事です。

また、そもそも子育てに関わっているパパに起こりがちのことですが、上の子と一緒に楽しむことができるからこそママの気持ちが置き去りになってしまうことがあります。例えば、毎週末のように上の子とどこかに出かけて楽しんでくる。そうするとママは赤ちゃんと2人、置いて行かれたような気持ちになって「私も楽しいことしたい!」「さびしい」「パパと上の子ばっかり」となってしまうかもしれません。

さらに、上の子はパパと一緒にいても、やっぱり「ママといたい」と心の中では思っていることがあって、それをガマンしているケースもあります。パパが楽しいのは事実ですが、ママに甘えたい、ママと一緒に過ごしたいという気持ちを代わりに請け負うことはできないでしょう。

だから、時にはパパが下の子をみて、上の子とママの二人だけの時間を作るようにしてほしいのです。

近所にお散歩に行くとか、アイスを内緒で食べるとか、ちょっとした時間でもいいのです。そんな時間に、上の子とゆっくり話をしたり、困りごとをママに伝えてくれることもあるでしょう。実はこれ、上の子だけでなく、ママにとっても重要な時間。下の子が生まれることで、ママと上の子の関係が希薄になってしまうと、まれに上の子が大きくなってから関係にも影響してくることがあります。赤ちゃん返りしてしまう時は、どうしてもその上の子の世話をどうしようかということにばかり目が行きがちですが、先を見据えて、上の子とママの気持ちにもしっかり注目してください。

いずれにしても、下の子が生まれるときにはパパの協力はとても重要になります。その時のために、日常的にママとも上の子とも積極的にコミュニケーションを取りながら、ぜひ準備をしておきましょう。