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ゴミから見える社会〜マシンガンズ・滝沢秀一インタビュー【Part1】

家事には本当にたくさんやることがありますが、その中でも “ゴミ出し”は男性が担当する家事の定番となっています。分別をしたり、まとめたり、新しいゴミ袋を用意したり、意外とやることが多くてちょっと面倒だったりしますよね。でも、そんなゴミのことも知ればきっとちゃんとやらないといけないと実感するはず!ということで、今回はゴミ清掃員として働き、また“ごみ研究家”でもあるお笑いコンビ、マシンガンズの滝沢秀一さんにお話しを伺いました。
第一子を授かったことをきっかけにゴミ清掃員の仕事始めたというパパでもある滝沢さんが回収を始めて感じたこととはいったいどんなことだったのでしょうか?

家事には本当にたくさんやることがありますが、その中でも “ゴミ出し”は男性が担当する家事の定番となっています。分別をしたり、まとめたり、新しいゴミ袋を用意したり、意外とやることが多くてちょっと面倒だったりしますよね。でも、そんなゴミのことも知ればきっとちゃんとやらないといけないと実感するはず!ということで、今回はゴミ清掃員として働き、また“ごみ研究家”でもあるお笑いコンビ、マシンガンズの滝沢秀一さんにお話しを伺いました。
第一子を授かったことをきっかけにゴミ清掃員の仕事始めたというパパでもある滝沢さんが回収を始めて感じたこととはいったいどんなことだったのでしょうか?

本業はゴミ清掃員


—現在は、どのくらいのペースでゴミ清掃員の仕事をされているんですか?タイムスケジュールを教えてもらえますか?

何もなければ週5回は回収なんですが、今はだいたい週に2,3回くらいですね。

回収がある日は、まず朝5時に起きて準備をして出勤。6時半には点呼があって、あとはアルコールチェック。これは運転をしなくても、お客さんと接することがあるので必ずやります。
回収はだいたい16時には終わって、18時くらいに子どもたちをお迎え。
ライブやラジオといった芸能の仕事はその後です。

家には21時か22時くらいに帰ってきて、あとは節約のために翌日のお弁当の準備をして0時くらいに寝る感じですね。

まあ、2つ仕事をやっているのでだいぶハードですね。

面白いのは僕がこうやって2つの仕事をしているので、小1の息子は、大人は2つ仕事をするのが普通だと思っています。

ゴミ清掃員になりたいとも言ってくれていますが「あともうひとつはどうしようかな?」と悩んで、どうやら今はプロ野球選手になりたいみたいです。まあ、ゴミの回収とプロ野球だとデーゲームの時はちょっと時間的にキツいんじゃないかと思いますけど(笑)。

ゴミは嘘をつかない


—ゴミ清掃員になって初めて知ったことはありましたか?

たくさんありましたね。

例えば、ゴミ清掃員は意外とスケジュールに融通が利くので、僕みたいな芸人の他に俳優やミュージシャン、あと、ボクサーは結構いますね。仕事をしながら体を鍛えられるというか。

あと、昔は不燃ゴミだったものが今では焼却技術がアップしていることで燃えるゴミになっていることもあります。これは入ってみて初めてわかったことでした。

また、自分は“非常勤”という立場で、都内のいろいろなところに回収に行くのですが、地域によって違いがあります。もちろん分別の仕方も違って、引っ越す度に一から学ばないといけないのは大変ですが、何よりゴミ自体にも地域差があります。

富裕層が多い地域とそうでない地域ではゴミの種類もそうですが、捨て方も違います。余裕がある人が多い地域はきちんと分別されていることが多いです。でも、タワーマンションのようなところのゴミの分別がいい加減なこともあって「実は結構大変なのかもな」と想像したりしますね。

何より、ゴミは生活の縮図。嘘のつけないところだと感じています。分別もそうですし、捨て方などからどうしても捨てた人たちのバックボーンが見えてくるところがあります。

きっとみんなどんな人が回収しているか知らないんじゃないですかね。そうなると、分別も適当になるところがあるんじゃないかと思います。

だからこそ、僕はこういうゴミの話を発信するようにしています。今までそういう人もいなかったですし。ゴミ清掃員の上司の人たちも「ゴミ業界が良くなるならいいよ」と言って快く送り出してくれるのもうれしいですね。

そして、話を聞いてもらうためには、ただのゴミ清掃員ではなくて芸人であることも大事。だからこそ、芸能の仕事もおろそかにしてはいけないと感じています。

なかなか聞けないゴミの話は、驚きの連続でした。確かに知らないことがたくさんあって、自分もゴミのことを見直すいい機会になりました。次回はそんな滝沢さんが伝えたいゴミの話について。楽しみにしていてください。

<滝沢秀一 マシンガンズ>
1976年足立区生まれ。カルチャースクールで知り合った西堀と1998年にお笑いコンビ、マシンガンズを結成。世の中の腹立たしいことに二人で突っ込むぼやき漫才で人気に。
第一子の妊娠を機に2012年からはゴミ収集会社に就職し芸人と並行して働く。
2018年にはゴミ清掃員としての体験を綴ったエッセイ『このゴミは収集できません』を出版、ベストセラーとなる。2019年5月30日には、第2弾として妻がイラストを手がけるコミックエッセイ「ゴミ清掃員の日常」を発売。2児の父。

「ゴミ清掃員の日常」(講談社) http://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000322179

公式twitter https://twitter.com/takizawa0914