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リビングでレタスやパクチーを栽培!明日からはじめる水耕栽培

巣ごもり需要の中で注目を集めている趣味の一つに、水耕栽培があります。リビングに緑を添えるだけでなく、採れたてのレタスやパクチーを楽しむことが可能。天候を気にする必要もありません。「でも、家庭菜園よりもハードルが高そう…」というパパやママも多いかもしれませんですが、実はお手入れはとっても簡単なんです。そんな基本的な知識を、水耕栽培システムの開発を手掛けるリビングファーム 代表取締役の長尾益男さんに聞いてみました。

巣ごもり需要の中で注目を集めている趣味の一つに、水耕栽培があります。リビングに緑を添えるだけでなく、採れたてのレタスやパクチーを楽しむことが可能。天候を気にする必要もありません。「でも、家庭菜園よりもハードルが高そう…」というパパやママも多いかもしれませんですが、実はお手入れはとっても簡単なんです。そんな基本的な知識を、水耕栽培システムの開発を手掛けるリビングファーム 代表取締役の長尾益男さんに聞いてみました。

水耕栽培って本当にお手入れが簡単なの?

長尾さんによると、水耕栽培で必要な手入れは「肥料を薄めた水を、時々足すだけ」だそうです。光を1日8時間は当てる必要がありますが、日当たりのよい窓際にプランターを置けば、それでOK。室温についても、5度~30度――理想的には15度~25度を保つ必要がありますが、通常、リビングならエアコンを人が住みやすい温度に設定しているので、それで問題ないとのことでした。

初心者が水耕栽培をするなら、まず育てるべき作物は?

最近では様々な水耕栽培キットがあり、多彩な作物を育てられるようになりました。その中でも、初心者ならまず何から植えればいいのか? 長尾さんに聞いてみたところ、その答えとして、真っ先に返ってきたのが「リーフレタス」でした。

「リーフレタスは発芽率が高いですし、発芽してからも比較的に苗になりやすい作物です。成長率ならバジルの方が上ですが、ハーブはあまり量を食べませんので、食材としてはリーフレタスが優秀ではないでしょうか。国内にある植物工場でも、80%ぐらいはリーフレタスを栽培していると思います」(長尾さん)

ちなみに、レタスには多彩な種類がありますが、長尾さんによると球形レタスよりも、葉が伸び広がるリーフレタスの方がビタミンなどの栄養素が豊富でオススメだそうです。

その他、三つ葉やほうれんそう、ルッコラなども、初心者には比較的に育てやすい作物と言えるそうです。ただ、トマトやイチゴなど、結実する作物は水耕栽培とは相性が悪いのだとか。これらの結実する作物は水をギリギリまで与えない方が糖度は上がるので、通常のように常に根を水に浸すのではなく、一工夫する必要があるとのことでした。

「水耕栽培の良いところの一つが、暑い夏、寒い冬に外で農作業をしなくて済むことです。成長が天候に左右されることはありませんし、季節もそれほど気にする必要はありません。葉物野菜やハーブは、中心に葉を何枚か残しておけば、また伸びてくるので、繰り返し収穫ができますよ」(長尾さん)

長尾さんによるとある程度まで育てれば、リーフレタスで約1か月、バジルで約4か月、パセリで約5か月は、ほぼ2週間おきに収穫できるそうです。それ以上は根がダメになるので、また新しい作物を植え替えるのだとか。

ただ、例えばリーフレタスは冬場どうしても育ちが悪くなるので、それに合わせて寒さに強いロメインレタス、小松菜、パクチーなどを植えると、1年中収穫が楽しめるそうです。

水耕栽培で一番大切な工程は「発芽」

お手入れが簡単な水耕栽培ですが、きちんと育てるには大事な工程があります。それが発芽です。

水耕栽培は種をスポンジなどの培地に植えて、発芽させることから始まります。これは、土に植えた苗から育てようとすると、根に土中の雑菌がつくことで、病気の原因になってしまうためです。

なお、水耕栽培は水と培地から種を発芽させるため、生育の条件をそろえやすいともいえます。きちんと手順通りに育てれば、作物ごとの発芽率を大きく外すことなく、種を発芽させられるでしょう。

「発芽で一番大切なのは水やりです。種に水がしみ込むことで、ジベレリンという発芽酵素が作られ、根と子葉が成長をはじめます。ジベレリンは寒いほど増えやすいので、冷蔵庫などに一度入れることで、発芽率が良くなるというデータもありますよ」(長尾さん)

リビングファームのキットでは、ウレタン培地に種を植え、それを水の入った容器にセットしていました。こうすることで、根が完全に水に浸らず、酸素を取り入れられるようになるそうです。

3~4日に一回水やりをして、この状態をキープすれば、リーフレタスなら4日、パクチーで8~12日ぐらいで発芽するそうです。そこから12日~15日で根が3cm程度まで伸びたら、いよいよプランターに植え替えます。

後は、冒頭で紹介したように、定期的に水をあげるだけ。リーフレタスなら40日ぐらいで、最初の収穫ができるまで育ちますよ!

水耕栽培は無農薬+除草剤ゼロ!

水耕栽培は屋内で育てるため、農薬を必要としません。家族の健康のためにも、ぜひ食べたい野菜といえるでしょう。

「水耕栽培は除草剤を使う必要もないので、その点でも身体に優しい野菜といえます。以前に水耕栽培が化学肥料を使っていることを指摘した方がいましたが、突き詰めると有機栽培と無機栽培に違いは無いんです。土に撒かれた鶏糞や木の葉などの有機肥料は微生物に分解され、根から吸収できるサイズのイオン化物質になるわけですが、化学肥料も土中で同じ物質になるんですよ」(長尾さん)

お子様の情操教育のためにも、家族の健康のためにも、この機会に水耕栽培を始めてみてはいかがでしょうか。きちんと手順さえ守れば、初心者でも“収穫の喜び”を楽しむことができますよ。