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遊びを仕事にするって素晴らしい!〜大阪教育大学・小崎准教授インタビュー【Part1】

兵庫県西宮市で初めての男性保育士であり、数々のメディアでも保育に関する情報を発信している小崎先生。パパコミではいつも相談に出てくる個性的な子どもたちの気持ちなどについて優しいアドバイスをくれています。そんな小崎先生が男性保育に対する思いは、どんなところにあるのでしょうか?直撃してみました。

兵庫県西宮市で初めての男性保育士であり、数々のメディアでも保育に関する情報を発信している小崎先生。パパコミではいつも相談に出てくる個性的な子どもたちの気持ちなどについて優しいアドバイスをくれています。そんな小崎先生が男性保育に対する思いは、どんなところにあるのでしょうか?直撃してみました。

なぜ男性保育士を目指したのか??

—西宮市で初めての男性保育士ということですが、前例がない中でなぜ保育士になろうと思ったのですか?
 
大元をたどると、やっぱり自分が育った環境から始まっています。自営だったので自ずと両親が働いていてとにかく忙しい。だから構ってくれない、というか、構えない状況だったと思います。そうなると、夏休みとか長期休みになると、一人でキャンプとかに送り込まれるわけです。沖縄とか海外にも行きました。
 
そのキャンプで高校生とか大学生のお兄さんと一緒に遊んだのが楽しくて、自分でも高校生になった時にそういったいわゆる青少年活動を初めました。それがきっかけですね。
 
当時は男性が子どもと関わる仕事というと、小学校の先生がメジャー、というかほぼそれしかなかった。男性が保育士になれるようになったのは、1977年からで、まだ40年くらいしか歴史がなく、一般的ではなかったのですが、自分は小学校の先生になりたいわけではなくて、保育士の方が良かった。
 
子どもに勉強を教えるのではなくて、子どもと一緒に遊ぶことが仕事になるって素敵だと思ったからです。
 
−実際に男性初の保育士になるまでに大変なことはありましたか?
 
そりゃやっぱり周りがほぼ女性という環境の中で過ごすのは大変でしたね。大学で言えば130人中男性は8人しかいなかった。当然基本的には女性の理論とか文化で進んでいくので合わせるのはなかなか大変。ただ、乳児と接するのに必要な丁寧さや配慮について感じたり理解することができたのは、いい経験でした。
 
一方で、女性たちと過ごす中で「男らしさってなんだろう?」という葛藤もありました。その経験があったからこそ、後に男性やパパの育児について考えるきっかけにもなったと思います。
 

男性の保育に求められるもの

 

 
—保育士になってみて、男性の保育士の難しさを感じることはありますか?
 
男性の保育には“2階建て構造”が必要だと思います。
 
保育の基礎、つまり1階の部分は女性の感性に基づいて作られてきた、それこそ子どもを守るために必要な配慮とか心配りが必要な部分だと思います。
 
そして2階が、男性に求められる力強さとかダイナミックさ。カラダを使った遊びなどがまさにそれなんですが、1階部分の丁寧さとかそういうものを無視してただダイナミックだったりするのは、ガサツな育児にしかならない。
 
やっぱり、しっかりとした基礎をおさえてはじめて、男性らしいことをしていいのではないかと思います。
 
その構図は、まさに今のパパの子育てにも求められているもので、育児に関わろうとするときに、いきなり危ないこととかをさせようとしてしまうパパも少なくないです。そうなるとママからも冷ややかな目を浴びることになります。
 
この部分を勘違いしないことは、保育の現場でも家庭でもやっぱり重要なことだと思うので、子育てに関わりたいパパは、まず安全や配慮について考えてみることが大切だと思います。
 
★次回は小崎先生が今の先生や親たちに伝えたいことを紹介します!お楽しみに!