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視力が落ちたらメガネは早くかけた方がいい?子どものメガネ事情

学校や保育園などでおこなった身体測定で、我が子の視力が下がったと知ったら、あなたはすぐにメガネを買いに行きますか?かつては「あんまり早くメガネをかけると視力がさらに落ちる」という噂もありましたが、実際はどうなのでしょうか?今回はアイウエアブランド「JINS」のキッズ商品を担当するマーチャンダイザーで、店舗で子どものメガネ選びのアドバイスをした経験もある石井伸忠さんにお話を伺いました。

学校や保育園などでおこなった身体測定で、我が子の視力が下がったと知ったら、あなたはすぐにメガネを買いに行きますか?かつては「あんまり早くメガネをかけると視力がさらに落ちる」という噂もありましたが、実際はどうなのでしょうか?今回はアイウエアブランド「JINS」のキッズ商品を担当するマーチャンダイザーで、店舗で子どものメガネ選びのアドバイスをした経験もある石井伸忠さんにお話を伺いました。

科学的根拠はありません

まずは、やっぱり気になる「小さい子どもがメガネをかけると視力がさらに落ちる」という噂について。これは本当なのでしょうか?

「そういった話は聞かれますが、特に科学的根拠はないようです。
むしろ視力が悪いのにメガネをかけず、よく見えていない状態で過ごす方が、目に負担がかかります。極端な話ですが、見えにくい状態で長く過ごしていると、脳が頑張って見ようとすることをやめてしまうとも言われています。
また、近視は、成長段階にある子どもの頃の方が、大人よりも進行しやすい傾向があります。なので、視力が落ちたと感じた場合は、しっかりと検査した上で、自分に合った度数のメガネを正しくかけることが大切です」

視力が悪い子は増えているのか?

今の親世代が子どもだった20~30年前に比べると、メガネをかけている子どもが増えているように感じます。実際に増えているのでしょうか?

「子どもの数自体が減っているので、比べるのが難しいですが、子どもが減ってもメガネの販売数が伸びている状況を考えると、割合としては増えているように感じます。

ただ、今年に関しては明らかに販売数が伸びています。コロナ禍で子どもたちがスマホやタブレットなどの画面を見る機会が増えたことも理由なのかもしれません。

やはり、画面を見る機会が増えると、目の疲れに繋がり、視力が低下する懸念はあります。最近は、度数が入っていないブルーライトカットメガネのキッズモデルもありますし、お子さまの目を守るためにも、早くからブルーライトカットのメガネをかけることをオススメします。

また、紫外線についても対策をした方がいいでしょう。紫外線が目にたくさん入ると炎症を起こし、眼病を引き起こすリスクもあります。

サングラスではないクリアレンズでUVカットができるもの、また先ほどのブルーライトカットのもので、UVもカットできるメガネもありますので、こちらも早めの対策をオススメします」

メガネ選びのポイントは鼻

いざ、子どものメガネを選ぶ時には、どんなことに注意すればいいのでしょうか?

「子どものサイズに合うモノ、というのが基本です。まず、幅に関して大きいとゆるく、小さいときついですが、これは快適さの問題だけでなく、ズレやすいのが問題です。きつい方がズレないイメージがあるかもしれませんが、実は動く度に、下がっていってしまいます。

次に大事なのは鼻の部分です。ここがしっかり合っていないと、ズレやすいだけでなく、目とレンズとの距離が適切ではない状態になってしまうので、よく見えないこともあり、目が疲れる原因にもなります。鼻のところに金属のパーツとパットがついているタイプは、高さの調節ができるので、子どもにはそのタイプもオススメです。

JINSもそうですが、メガネ屋さんでは調節してくれるところもたくさんあるので、ぜひ、買うときには、子どもに合わせて調節してもらってください」

目が悪くなったら外遊びへ!

最後に、近視が進まないようにする方法というのはないのでしょうか?

「最新の研究では、太陽光の中に含まれる『バイオレットライト』という光が、近視の進行を抑制する効果があると言われています。名前が似ていますが、『バイオレットライト』と『UV(紫外線)』は、違います。これはLEDなど屋内の照明の光には含まれていない上に、屋内にいると届かないケースが多いそうです。JINSでは、このバイオレットライトに注目して、子どもたちには太陽光をたくさん浴びることができる外遊びを推奨しています。UVはカットしてバイオレットライトは通すタイプのメガネもあります」

小さい子どもにメガネをかけさせることに抵抗がある人もいると思いますが、視力の矯正だけでなく、視力低下の予防にも繋がることもありますので、必要に応じて検討してみてください。

取材協力:JINS