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妻にディスられるのが嫌なのです〜居酒屋アドラー第1章 共感と同意の違い

パパコミ新シリーズがスタート!全国にあるパパコミュニティの飲み会にお邪魔して、そこで零れ落ちるパパの本音にアドラー式子育ての熊野英一さんが伺いその悩みや本音に寄り添う「熊野英一の居酒屋アドラー」
今回は目黒区を中心に活動するパパコミュニティ「めぐろパパネットワーク」通称「めぐパパ」の飲み会に潜入!様々な思いに寄り添ってきました!

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今回は目黒区を中心に活動するパパコミュニティ「めぐろパパネットワーク」通称「めぐパパ」の飲み会に潜入!様々な思いに寄り添ってきました!

妻にディスられるのが嫌なのです。

夫婦で一緒に過ごしていると価値観の違いなどですれ違うことはよくありますよね。めぐパパの皆さんの中にもそんな違いの狭間で揺れ動く思いを持つパパがいました。
 
Aさん
「育ってきた環境が違うので、家族に対する考え方が違うのは理解できること
なんですけど、どうしても気になってしまうことがあるんです」
 
熊野
「ほう、それはどんなこと?」
 
Aさん
「妻の実家は母系でいわゆる“女が強い”お父さんは言われっぱなしでいることが
多いです。それがしみついているのか、家でも時々子どもに向かって僕のことを
落とすというかバカにするというか」
 
熊野
「ディスってくると?」
 
Aさん
「まあそうですね。自分自身が育った環境の中ではそういうことがあまりなくて、
そもそも家族のことをそんな風に言うという感覚がわからないし、
腹が立ちますよね。それぞれ得手不得手あるけど、
人間性を否定しているようなのはどうなんだろうな」
 
Dさん
「お母さんのはけ口が子どもに向かっているような・・・
 
Bさん
「子どもの前だとつらいよね」
一同「それはきついなー」
 

 
Cさん
「わかる!うちも妻が子どもに向かって『パパみたいになっちゃダメだよ』とか
言うことがあって、それはすごく嫌ですね」
 
Aさん
「しかも言われることってだいたい『お前もできてないじゃん!』って
妻に対して感じることが多くて。そんなこと言うなら
オレも言いたいことはあるよ!って思う」
一同「あるある!」
 
Cさん
「うちは逆ですね」
 
熊野
「逆というと?」
 
Cさん
「妻が怒っているときに娘のところに行って、『ママ怖いねー』って言ったり」
 
Dさん
「それは奥さん怒るんじゃない?」
 
Bさん
「火に油を注いでる」
 
爆笑
 

アドラーの教え 共感しても同意しなくていい

さあ、いろいろと盛り上がってきましたが、要は妻と夫で育ってきた環境の違いから生まれるギャップに苦しむAさん。果たしてアドラーの考え方ではどうなのでしょうか?
 

 
熊野 
「その時、奥さんってどんなこと考えているのかな?」
 
Aさん
「どんなこと?」
 
熊野 
「子どもの前で夫をディスる目的というか」
 
Aさん
「うーん、なんでしょう?」
 
熊野
「Cさんが娘と一緒に『ママ怖いねー』って言う時はどう?何か目的はある?」
 
Cさん
「まあ娘の支持率を上げるというか」
 
Dさん
「あーなるほど」
 
熊野
「まあ結果的には上げられてないだろうけど」
 
爆笑
 
熊野
「もしかしたら、Aさんの奥さんもそういうところがあるかもしれない」
 
Aさん
「うーん、でもそれに共感はできないですよね」
 
熊野 
「それはそうだと思う。
よくあるのが“共感”と“同意”をごっちゃにしてしまうこと。
“共感”は奥さんの目で見て感じること
自分からしたら夫をディスって自分の支持率を上げるの?
という気持ちを置いておいて、そこまでする嫁の気持ちを考えてみると
確かにこっちからしたらふざけるなと思うこともあるかもしれないけど
嫁は何を考えているのか?どんな気持ちがあるのか?
まずはそこに目を向けてみよう。
 
子どもにママってすごくいいママでしょ?すごく頑張っているでしょ?
そう思ってもらいたい、という気持ちだったら“共感”できる?」
 
Aさん
「それはわかります。認めてもらいたいということはあるかもしれない」
 
熊野 
「そう、そこには共感できる。
だけどそのためにオレを使うなよ、つまりやり方には同意できない。
これが“共感はするけど同意できない”という状況。
共感と同意は必ずしもイコールじゃない。
共感できたから同意ができるとも限らない。
上司とかお客さんとか、仕事とかでもいっぱいあると思うけど、
そうしたくなる気持ちはわかるけどその作戦はやめてよ、ということ」
 
Aさん
「確かに。同意してないですね。これどうしたらいいんですか?」
 
熊野 
「前提としてそういうことをするママも、そう言われて腹を立てるパパAさんも
どっちも悪くない。
きっと、同意できないことに無理矢理同意しようとしているから
Aさんは辛いわけで、共感していることを伝えながら
『それはやめてよ』ということは言わないとわからないかもね。
奥さん、悪気はないわけだし。
もしくは、別に自分のことを本気で悪く思っているわけじゃないなら
ま、いいか、と思ってしまうのもありなのかもしれない」
 
Aさん
「あー確かにそういう風に思うのはあるかもしれないですね」
 
Bさん
「もしかして、その奥さんがAさんをディスるのって、ボケなんじゃないの?
大阪とかみたいな感じで笑いになるならいいんじゃない?」
 
Cさん
「でもAさん、まったく笑えてない」
 
爆笑
 
こうしてまた一つの悩みとともにビールが一杯飲み干されていく居酒屋の夜。
パパたちの悩みは尽きない。