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今、あなたが変わることが未来を変える〜元祖イクボス川島高之インタビュー【Part2】

元祖イクボスとして日々忙しく全国を巡り年間300回を越える講演を行っているNPO法人コヂカラ・ニッポンの代表、川島高之さん。長時間労働が当たり前だった時代から自らその道を切り開いてきた川島さんが現役子育て世代に伝えたい仕事もプライベートも充実させるためのコツとは?

元祖イクボスとして日々忙しく全国を巡り年間300回を越える講演を行っているNPO法人コヂカラ・ニッポンの代表、川島高之さん。長時間労働が当たり前だった時代から自らその道を切り開いてきた川島さんが現役子育て世代に伝えたい仕事もプライベートも充実させるためのコツとは?

スケジュールはプライベートから埋める


 
仕事の時間を優先させて「今年も運動会行けなかったな」となってしまった経験はありませんか?子どもや家族との予定が大事なことはわかっているけれど仕事だから仕方ないと。でも、本当にそうでしょうか?
 
実は、そうならないための予定の立て方があります。
 
ポイントは“プライベートな時間から仕事の時間を天引きにする”というイメージです。例えば、繁忙期や緊急時以外は「定時に帰る」「週末は仕事しない」など、基本的なことです。
 
最初から大事なプライベートのスケジュールを入れて、それを本当に大事だと思えば「もう余裕がない」と感じてやらざるを得なくなりますよね。これまで大きな会議や出張など仕事上で外せない予定の時にはやってきたんだからできないことはないはずです。
 
もちろん、それ以前に社内の共有カレンダーに仕事だけでなくプライベートな予定も書き込んで状況を上司や同僚に開示し、なんでも言い合えるような関係を作ることも大事です。
 
そうすれば、「なんで今日もアイツは会社にいないんだ」と思われるのではなく、「あぁ、今日は子どもの誕生日なんだな」と分かるし、自然とお互いに家庭や趣味の話ができるようになる。許容し合えるようになるんです。
 
また、これが上司相手だけではいけません。ついつい評価をする立場の上司の顔色を見てしまいがちですが、自分のことをフォローしてくれる同僚の信頼を得ることや、仕事を任せるためにも同僚を信頼することも大事です。フォローしてもらうためには先にたくさんフォローをする。私はこれを“恩の先売り”と言っています。

時には開き直ることも大事


 
仕事は挽回できるけれど、子育ては期間限定の特権であり、常に今が旬です。我が子の3歳は今だけで、来年楽しむことも、挽回することもできません。今が旬の、こんな“プラチナチケット”を捨ててまでやる価値のあることなど、世の中にあるでしょうか。それを放棄するなんて、実にもったいないじゃないですか。
 
自分の場合は、もう20年近く前のことですが、PTAや子育てのことで休む男性は周りにいなかったし、ロールモデルになる先輩もいなかった。そういう中で開き直り、評価軸を自分と自分の家族に置いて突き進んできた結果が今です。
 
ここまでの話を踏まえ、そうした目線や意識を持って、上司になっていったらきっといいイクボスになると思います。そうすればいつの間にか日本はイクボスであふれることになるはずです。いや、もうその頃にはイクボスという言葉すらなくなっているかもしれませんね。