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育休取ったらこう変わった・第1章完結編〜育休日記【Part14】

大好評!育児休業を取った男性のリアルを伝えるシリーズ連載「育休日記」14回目!今回はこのシリーズ連載をしてきた橘信吾さんの3回の育休経験の集大成となる第1章完結編。実はあまり語られることのない育休後の変化についてまとめてもらいました。

大好評!育児休業を取った男性のリアルを伝えるシリーズ連載「育休日記」14回目!今回はこのシリーズ連載をしてきた橘信吾さんの3回の育休経験の集大成となる第1章完結編。実はあまり語られることのない育休後の変化についてまとめてもらいました。

パパコミを利用している皆さん!橘です。
 
育休に関する話はここ数ヶ月でも注目が高まっていますが、男性の育休の取り方や過ごし方に関しては、いろいろ情報や事例がでてきました。
 
しかし、育休後の話は数少ないように感じます。
今回は、第1章の完結編として3回の育休を取った後の話をお伝えします。
 
復帰にあたり、仕事面での不安は沢山ありましたが、周りの皆さんのご支援ご協力により、あっさり復帰することができました。
 
特にいじめや嫌がらせもなく順調且つ平穏に働いております。本当にありがたい話です。
復帰後は、働き方改革の流れもあり、世の中的に長時間労働の是正の動きが加速しているので、働きやすくなってきている実感はあります。
 
だが、しかし。心の中にモヤモヤする部分があることも否めないのです。

周りの出世にモヤモヤする部分もある


 
周りがどんどん出世をしていく中で、育休を取った自分は取り残されているのではないか?そう感じることも正直あります。もちろん、自分の実力不足なのは承知なんですが、モヤモヤ。
 
さらにそれと並行して時間の制約が課せられます。
 
育休後も息子たちの保育園のお迎えをしているので、定時に帰らなければなりません。定時で仕事が終わるよう毎日全力で努力していますが、どうにもできない時があります。
 
そうなると、選択肢となるのは「他の人に引き継ぐ」「時間内で終わる範囲で頑張る」「時間内で終わらない仕事はやらない」。この状況だと、やる気がない人とみられる可能性があって、評価に影響し、さらに出世できない状況になってしまうように感じます。
 
とはいえ、この状況は育休取得前から覚悟していたこと、且つ、同期と同じペースでの出世を目指しているわけでもないので、私の場合はそこまで強烈なモヤモヤではありません。

本当のモヤモヤは自分の変化が原因


 
育休からの復帰にあたっては、原職又は原職相当職への復帰が原則です。したがって、私も同じ部署、同じポジション、同じ仕事に戻りました。それゆえに、復帰しても特にブランクを感じることはありませんでした。
 
しかし、育休中にパパ友や地域の人たちをはじめ、会社中心の生活ではなかなか出会うことがなかった社外の人たちとの交流も増え、会社以外の世界を知ったことで、自分自身の生き方や働き方への思いや価値観、キャリアパス、スキルが大きく変化しました。
 
そうすると、育休前と同じことをしているはずなのに、当たり前だと思っていたことに、違和感を覚えるようになりました。会社がやりたいこともわかるけど自分としてはこうしたい、こうする手もあるんじゃないかと感じることも出てきて。会社も業務も変わらないのに、自分が変わるとこんなことになるとは思っていませんでした。
 
サッカー選手になりたいのに、野球選手として頑張れと言われているような感覚というか、会社が求めるものと自分の目指しているもののミスマッチ。これってきっと、どっちが悪いということではないと思います。
 
これが私にとって、最大のモヤモヤです。

ママの土俵に上がっただけかもしれない


 
このモヤモヤは、男性の育休取得の問題ではなく、ママたちが既に経験してきた育休全般の問題なんです。
 
産休や育休を通じて生き方や働き方の価値観が変わった自分と変わらない会社とのギャップを感じるという何十年も前から、ママたちが戦って来た問題の土俵に、やっとパパたちが上がった気がします。そして、この問題はいまだに解決していない根深い問題ということです。
 
男女ともにモヤモヤする社員を生み出さないためにも、会社は、社員一人一人に向き合ってもらいたいと思うし、社員もまた、時間制約がある中でしっかり成果をだせるよう日々スキルアップが必要かと思います。
 
改めて私の目的はただひとつ。「育休を選択肢にいれてもらうこと」
 
令和になり、にわかに育休義務化が議論され始めました。
選択肢どころか、義務になる日も近いかもしれません。
育休を一部の人が服用する劇薬ではなく、みんなが手軽に服用する一般の処方薬になることを切に願っております。
 
子育て期間、ましてや、育休取得期間は、長い人生のごくごく短い期間です。子どもたちが大きくなってから、育休を取ることはできません。育休後のことはありますが、育休取得を強くお勧めします!
 
ぜひ勇気をだして、育休を取得しましょう!