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子どもの歯が抜けそう!歯医者さんが解説する、家で抜く時の注意点

子どもの歯は、成長に伴って乳歯から永久歯に生え替わります。もし、家に居るときに子どもの歯が抜けそうになったら、パパやママが抜いても大丈夫なんでしょうか?今回は中目黒コヤス歯科の院長で、ラッパーDr.COYASSとしても活躍する歯学博士の小安正洋先生に、抜けそうになった歯の対処法や抜けた後のケアなどについて伺いました!

子どもの歯は、成長に伴って乳歯から永久歯に生え替わります。もし、家に居るときに子どもの歯が抜けそうになったら、パパやママが抜いても大丈夫なんでしょうか?今回は中目黒コヤス歯科の院長で、ラッパーDr.COYASSとしても活躍する歯学博士の小安正洋先生に、抜けそうになった歯の対処法や抜けた後のケアなどについて伺いました!

抜く前の準備が重要!

歯科医の立場から言えば、子どもの歯が抜けそうになったら、やっぱり歯医者さんに行って欲しいとは思います。しかし、歯医者さんが開いてない時間に、子どもが「歯が抜けそうだからなんとかしてほしい!」と言い出すことはよくありますよね。僕も子どもが二人いるのでよくわかります。歯が抜けそうな時って、なんだか気持ち悪くて気になって仕方ないので、これはもうなんとかしたいところです。

ただ、決して無理には抜かないでください。

下から永久歯が生えてくると、乳歯の根元は徐々に溶けていき、支えがなくなって抜ける状態になります。「グラグラ」くらいで動かしたら子どもが痛がる時は、まだ抜ける準備ができていないので、やめておきましょう。「プランプラン」というくらい歯がたくさん動いて、子どももちょっと動かしたくらいでは痛がらない場合は、緊急であれば、ご家庭で抜いても問題はありません。

また、もしもパパやママが抜く場合は、必ず事前にして欲しいことがあります。
① 子どもの歯を磨く
② 抜く人は手袋とマスクをする
多くの場合、歯を抜くと血が出ます。そして、様々な病気の感染源になります。しかも、口の中は特に感染しやすいところなので、清潔にする必要があるのです。そのためには口の中も、手も清潔な状態で行うことです。手には様々な菌がついていますので、素手で抜くことは絶対に止めてください。飛沫が入らないようにマスクをすることも忘れずにお願いします。

ちなみに、歯間をキレイにする糸状のフロスを使って、乳歯を巻くようにひっかけて抜くと直接口の中に触れないので、感染の予防に繋がり、個人的にはオススメの方法です。

抜けた後はどうすればいい?

歯が抜けたら、薬局などで売っている清潔な脱脂綿を抜けたところに当てて、子どもに軽くかませて止血しましょう。目安は10分くらい。概ねそのくらいで止まりますがしっかり止まるまでは少し長めにかませておいてください。子どもは抜けたばかりのところを舌で触ってしまいますが、これも感染の原因になりますので、触らないように伝えてください。

歯磨き自体は、抜けた日もして問題ありません。むしろ清潔に保つために、ぜひしてください。ただ、歯が抜けたばかりの部位を強くブラッシングすることは避けてください。

また、乳歯はだいたい6歳になる頃から抜け始めて、永久歯に生え替わっていきます。乳歯は20本に対して、永久歯は28本。つまり、歯が全部抜けたあと、さらに8本生えるのです。全部の歯が生えそろうのは中学生くらい。意外と時間がかかるのです。

生え替わりは、アゴの成長に伴って、歯が生える準備が整って進んでいきます。そのため、順調に生え替わるためには、アゴをしっかり成長させることが重要です。抜けるべきタイミングで抜けて、しっかりと生えるスペースができたところで生えることで、歯並びにも大きく影響してきます。また、すっきりと抜けずにとても痛いというのも、アゴの状態が良くないために、歯が無理な体勢で生えてきてしまうことが原因のひとつになります。

柔らかい食べ物が多い現代は、子どもたちのアゴが充分に成長しにくい環境です。そこで小さいうちからできるだけ硬い食べ物を噛む習慣をつけることをオススメします。例えば、おやつに、アタリメや鮭トバ、ジャーキーといった噛み応えがあるものをあげるのもいいと思います。どれも“パパのおつまみ”みたいなものですが、ぜひ試してみてください。