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「単焦点」「オールドレンズ」この冬、もう一本加えたいカメラレンズ

Nikonから発売されたミラーレス一眼も話題で、このところ活況のカメラ市場。子どもが産まれてから、いい写真を撮るために一眼レフカメラを買ったという方もいると思います。今回は、もっといい写真を撮りたい!という方のために、オススメのカメラレンズについて、ご自身もパパであるフォトグラファーの近内翔太さんに伺いました!

Nikonから発売されたミラーレス一眼も話題で、このところ活況のカメラ市場。子どもが産まれてから、いい写真を撮るために一眼レフカメラを買ったという方もいると思います。今回は、もっといい写真を撮りたい!という方のために、オススメのカメラレンズについて、ご自身もパパであるフォトグラファーの近内翔太さんに伺いました!

標準ズームレンズ・望遠レンズは「F値」に注意

カメラのレンズというと、様々な種類がありますが、大きく分けると単焦点、標準ズーム、望遠の3つに分けられます。レンズには〇〇mmと書かれていますがこれが焦点距離となります。数字が小さいほど広角に撮影する事ができ、大きいほど拡大して撮影する事ができます。
カメラを購入する時に、カメラボディーとセットになっているレンズをキットレンズと呼びますが、標準ズームレンズと200mmほどズームをすることが出来る望遠レンズがセットになっているものもあるので、標準ズームレンズや望遠レンズはすでに持っている方が多いと思います。

子どもを撮る場合、望遠レンズは注意が必要になります。まず、他のレンズに比べて遠い距離から被写体に寄って撮影する分、手ブレしやすいです。また、ファインダー越しの視界が狭くなるので、被写体を見失うこともあります。子どもの運動会で走っている姿を撮ろうとしたら、ファインダーからいなくなってしまったという経験をされた方も、多いのではないでしょうか。

また、キットレンズを使用する際に気を付けなければいけないのがF値です。
F値というのは、カメラが光りを取り込む穴の大きさのことで、「絞り」と呼ばれるものです。F値は数値が小さいほど明るく、大きいほど暗くなります(シャッタースピードやISO感度との関係性あり)。キットレンズの標準ズームレンズや望遠レンズの場合、その多くは「F値」が変動するものです。このF値が変動するタイプのレンズの場合、せっかくマニュアルで自分の好みの明るさ、シャッタースピード、ボケ感を設定して撮影していたのにズームをしたときに、自動的にF値が大きくなって、いきなり暗くなってしまうということがあります。

そこで、もっといいレンズが欲しいという方にオススメしたいのが「F値通し(えふちとおし)」のレンズです。「通し」つまりズームによってF値が変わらないもののことで、これならズームをしても、明るさが変わることなく撮ることができます。

F値は、メーカーによってレンズに書いてあるものもあれば、書いていないものもあります。購入する時は、店員さんに「F値通しのレンズはどれですか?」と聞いてみてください。

ボケ感重視の「単焦点レンズ」


近内さんが愛用する「単焦点レンズ 50mm F1.8」

ズームレンズとは違って、画角が決まっているタイプのものが「単焦点レンズ」です。こちらはズームをしないので画角が変えられませんが、その分たくさん光を取り込むことができます。

また、先ほども言ったようにF値は、小さいほど明るく撮れる上に、小さいほど被写界深度(ピントが合う距離の幅)が狭く、よくボケます。僕が子どもを撮影するときによく使っているレンズは「F値1.8」のものですが、明るくキレイに背景をボカすことが出来ます。


近内さんが「単焦点レンズ 50mm F1.8」で撮影した写真

サイズについては「50mm」がオススメ。これは人間の視野に近いので、普段見ている光景に近い写真が撮影できるからです。

ただ、単焦点レンズは画角が固定なために、アングルを変えて撮影する時には被写体に近づくなど、自らが動く必要があります。なので、保育園の行事など、撮影場所が決まっているときには、ちょっと不便な時もあるので気を付けましょう。

安いけどオシャレな写真が撮れる「オールドレンズ」


近内さんが愛用するオールドレンズ「Super Takumar 55mm F1.8」

プロカメラマンの間でも愛用している人が多い「オールドレンズ」。文字通り古いタイプのレンズで、フィルム時代に使われていたものです。最近では、オールドレンズで撮った作品だけの写真展を開く写真家の方もいらっしゃいます。

オールドレンズにもいろいろな種類がありますが、それぞれ特徴があり、独特の写り方をします。ノスタルジックな雰囲気の写真になるのがオールドレンズの醍醐味です。

僕が愛用しているのは2つ。

まず「HELIOS 44M」というオールドレンズは、“ぐるぐるボケ”と言われる、円を描くような感じで周囲がボケるのが特徴。


近内さんが「HELIOS 44M」で撮影した写真

もう一つが「Super Takumar 55mm F1.8」。こちらは太陽光のハレーションやゴーストが存分に出て、フィルムで撮影したような雰囲気になります。


近内さんが「Super Takumar 55mm F1.8」で撮影した写真

どちらも魅力的ですよね!

また、オールドレンズの魅力は、なんといっても安くオシャレな写真が撮れること。

カメラのレンズというと10万円以上するものも珍しくないですが、オールドレンズの中には1万円以下で買えるものがあります。ネット通販でもたくさん出回っているので、手に入れるのもそれほど難しくありません。(ただ、古いレンズのためカビやゴミなどがあるレンズもあるので、できれば事前にお店に確認することをお勧めします)そして、レンズをつけるためには、変換マウントアダプターが必要ですが、それも2000~3000円くらいと、とても安いので安心です。


オールドレンズのマウント変換アダプター

ただし、オールドレンズは、単焦点のタイプが多く、またオートフォーカスがきかないものがほとんど。ここは少し経験が必要なところかもしれません。しかし、安くて雰囲気のある写真が撮れるので、頑張って練習して、ぜひ使ってみてください!