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ハチミツだけじゃない!乳幼児に食べさせない方がいいもの

離乳食が順調に進んでいくと、どんどん食べられるものが増えていきます。そうなると、親としてもいろいろなものを与えたくなりますが、中には、小さい子は避けた方がいいものもあります。今回は『祖父母手帳』や『小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK』の著者で小児科専門医の森戸やすみさんに、子どもにあげるときに気をつけるべき食べ物について教えていただきました。

離乳食が順調に進んでいくと、どんどん食べられるものが増えていきます。そうなると、親としてもいろいろなものを与えたくなりますが、中には、小さい子は避けた方がいいものもあります。今回は『祖父母手帳』や『小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK』の著者で小児科専門医の森戸やすみさんに、子どもにあげるときに気をつけるべき食べ物について教えていただきました。

ボツリヌス菌はハチミツだけじゃない

「ハチミツは1歳未満の子どもに食べさせてはいけない」ということは、いろいろなメディアでも取り上げられているので、子育てをしている方には、かなり浸透してきた情報だと感じています。

改めて説明をすると、ハチミツには、乾燥や熱に強い「芽胞(がほう)」を形成するボツリヌス菌が含まれています。この細菌は、大人であれば胃酸や腸内の体を守る仕組みが成熟しているため問題になりませんが、1歳未満の乳児は、腸管内でボツリヌス菌の定着と増殖が起こりやすく、「乳児ボツリヌス症」を発症することがあるのです。

ボツリヌス菌はハチミツの中だけにあるものではありません。実は、海、川、湖や土壌に広く存在しています。そのため、土のついた野菜にも注意が必要です。スーパーなどでは買うときは、土がついたままのものはそれほど多くないですが、家庭菜園で育てたものを食べるときなどは、気をつけましょう。

食べ物ではありませんが、土には、ボツリヌス菌だけでなく、微生物のトキソプラズマなど、体に影響を及ぼす細菌や微生物が含まれています。公園などで遊ぶときには土が口に入らないように注意しましょう。

チョコレート、銀杏にも注意!

かつての母子手帳には、離乳食を始める前、生後3~4ヵ月ころに薄めた果汁や味噌汁の上澄みを与えるように書いてありましたが、今はその記述がありません。水分補給のために白湯を飲ませる必要もありません。

離乳食を始める前の赤ちゃんは、母乳や粉ミルクで栄養補給をすることが大事です。他のものを飲ませることによって、母乳や粉ミルクの飲む量が減ってしまう可能性があるので、与えない方が良いです。

また、中毒性のあるカフェインが含まれる飲み物も、もちろん飲ませてはいけません。コーヒーや紅茶、緑茶、ココアなど、様々なものに含まれています。飲み物だけではなく、チョコレートにも含まれていますので、気を付けてください。

また、中毒という意味では、銀杏も中毒になる恐れがあるので注意が必要です。大人でも食べ過ぎると中毒症状が出る場合がありますが、解毒作用が発達しきれていない子どもは少量でも症状が出ることがあります。

ヒジキ、ワカメも注意??

食中毒を起こす細菌が含まれている食品も避けた方がいい食べ物です。生の魚介類や生肉などが代表的なものです。このあたりは離乳食が終わり、ほぼ大人と同じものが食べられるようになってからも注意が必要で、少なくとも3歳になるまでは控えましょう。

生卵に関しては、それほど問題ないとは言われていますが、こちらも3歳くらいまでは避けておいた方が無難です。

ちなみに、ちょっとだけ注意が必要なのは、ヒジキやワカメ。ミネラルなどの栄養が豊富で、よく食べさせるという人もいると思いますが、ヒジキに含まれている無機ヒ素やヨウ素は摂り過ぎると体に良くないと言われています。週に1回程度食べる分には問題ありませんが、毎日必ずというような食べ方は控えてください。

世の中には、食べ物に関するたくさんの情報があり、心配になってしまうこともあると思いますが、ポイントさえおさえておけば、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。ただし、たとえ体にいいものでも、食べ過ぎてしまうことで良くない影響が出ることもありますので、バランスのいい食事を心がけましょう。